2016年末、日本透析医学会のデータを見ますと、透析患者さんの死亡原因は
1位 心不全 約26%
2位 感染症 約22%
3位 悪性腫瘍 約10%
4位 脳血管障害 約6%
5位 悪液質/尿毒症 約4%
となっております。
「その他」というのが約10%もあるので、その辺りも気になってしまいますが、おおよそ傾向としてはやや安定状態で推移していってるのではないかと思われます。
日本透析医学会のデータでは、1983年から2016年までのデータの推移も出てますが、安定傾向の中で感染症だけは年々緩やかに増加傾向にある事ははっきりしてますね。
ん?
感染症ってどんな病気や(-_-;)
肺炎とか穿刺部分からの感染症とかっていう話はよく聞きますが、さすがに自分がなった事がないので(風邪とかはありますけどね)正確なところを良く知りませんでしたな。
透析患者さんの感染症としては
●肺炎
●結核
●尿路感染症
●シャント血管などの感染症
●カテーテル関連感染症
●腹膜炎
などが挙げられるようです。
結構ありますね。
まあ、シャント付近の穿刺部の消毒とかは僕もずっとやってきておりますな。
導入病院時代に看護師さんに厳しく言われました。
「ここから細菌が侵入して全身に回ると大変な事になりますから、感染症を起こさないようにしっかりケアして下さい。」
そう言われて以来、家に帰って翌朝テープを取るんですが、その際に消毒しますね。
(^◇^)
意味も分からず、ただビビッてケアしてましたね。
こういう病が増加傾向にあるという事は、やはり透析患者さんの寿命が昔に比べて伸びていますから、免疫低下とかが増えて来ているんでしょうか?
その辺りが、一体どうなのかは正確なところがよく分かりませんが、僕的には透析患者さんの寿命と免疫力というのが相関しているのではないかと感じます。
どうなんでしょうか?

一方、透析に関わらず一般的な日本人死亡原因(2016年)も調べてみたんですが、そちらでは
1位 悪性腫瘍 約28%
2位 心疾患 約15%
3位 肺炎 約9%
4位 脳血管疾患 約8%
5位 老衰 約7%
となってました。
肺炎は感染症ですから、上位4位までに来る死亡原因はほぼ同じですね。
割合だけ違っている事が分かります。
世間一般では、やはり多少の体調の異変を感じても、病院に行かない人も多いですから、悪性腫瘍が増えてしまうんでしょうか?
発見した時に末期ガンだったりすれば、手遅れになる事もありますからね。
現在は早期に発見できれば治せるケースも増えているだけにもったいないですな。
透析患者さんで外来施設透析の方は、週3回病院に通う事で優位になっているのかも知れませんね。
一般では自殺者の割合が1.7%もあるんですよね(-_-;)
一方、透析患者さんでは「自殺/拒否」が0.6%でした。
あくまで死亡者の原因の割合ですから、この数字をどう見たら良いかは分かりませんが、割合としては透析患者さんのほうが心が強いのか、それとも世間一般に生きていく方が精神的負担が大き過ぎるのか、その辺の相関は研究すると面白いかも知れませんね。
各地の勉強会などに参加すると、こういった透析患者さんの死亡原因の話題が出る事も多いです。
結局、透析では血管の病気になる事が多いので、そこを気を付けてくださいというような事をおっしゃってた先生もいます。
一般の死亡原因との見比べでも分かるように、感染症対策、尿毒症対策をしっかりとっていけば、良いのではないかという感じも受けますね。
同時にやはり心不全が1位ですから、心臓に優しい透析生活をする事が望まれます。
ん~(-_-;)
僕は心臓が悪いですからなぁ。
ちょっと不安になるデータなんですよね。
ただ、一般と透析患者での死亡原因が圧倒的に違うという感じには思えませんので、人工透析がかなり優秀な医療である事は感じ取れます。
注意点が分かれば、対策も出来ますよね。
この辺りから、個々の状況に応じて対策をとっていってもらえたらと思います。
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1位 心不全 約26%
2位 感染症 約22%
3位 悪性腫瘍 約10%
4位 脳血管障害 約6%
5位 悪液質/尿毒症 約4%
となっております。
「その他」というのが約10%もあるので、その辺りも気になってしまいますが、おおよそ傾向としてはやや安定状態で推移していってるのではないかと思われます。
参考資料:日本透析医学会ホームページ わが国の慢性透析療法の現況
●2016年死亡患者の死亡原因
●死亡原因および粗死亡率の推移
厚生労働省 平成28年(2016)人口動態統計(確定数)
●性別にみた死因順位(第10位まで)別 死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
感染症って何?
日本透析医学会のデータでは、1983年から2016年までのデータの推移も出てますが、安定傾向の中で感染症だけは年々緩やかに増加傾向にある事ははっきりしてますね。
ん?
感染症ってどんな病気や(-_-;)
肺炎とか穿刺部分からの感染症とかっていう話はよく聞きますが、さすがに自分がなった事がないので(風邪とかはありますけどね)正確なところを良く知りませんでしたな。
透析患者さんの感染症としては
●肺炎
●結核
●尿路感染症
●シャント血管などの感染症
●カテーテル関連感染症
●腹膜炎
などが挙げられるようです。
結構ありますね。
まあ、シャント付近の穿刺部の消毒とかは僕もずっとやってきておりますな。
導入病院時代に看護師さんに厳しく言われました。
「ここから細菌が侵入して全身に回ると大変な事になりますから、感染症を起こさないようにしっかりケアして下さい。」
そう言われて以来、家に帰って翌朝テープを取るんですが、その際に消毒しますね。
(^◇^)
意味も分からず、ただビビッてケアしてましたね。
こういう病が増加傾向にあるという事は、やはり透析患者さんの寿命が昔に比べて伸びていますから、免疫低下とかが増えて来ているんでしょうか?
その辺りが、一体どうなのかは正確なところがよく分かりませんが、僕的には透析患者さんの寿命と免疫力というのが相関しているのではないかと感じます。
どうなんでしょうか?

一般の日本人死亡原因割合は
一方、透析に関わらず一般的な日本人死亡原因(2016年)も調べてみたんですが、そちらでは
1位 悪性腫瘍 約28%
2位 心疾患 約15%
3位 肺炎 約9%
4位 脳血管疾患 約8%
5位 老衰 約7%
となってました。
肺炎は感染症ですから、上位4位までに来る死亡原因はほぼ同じですね。
割合だけ違っている事が分かります。
世間一般では、やはり多少の体調の異変を感じても、病院に行かない人も多いですから、悪性腫瘍が増えてしまうんでしょうか?
発見した時に末期ガンだったりすれば、手遅れになる事もありますからね。
現在は早期に発見できれば治せるケースも増えているだけにもったいないですな。
透析患者さんで外来施設透析の方は、週3回病院に通う事で優位になっているのかも知れませんね。
余談:自殺者の割合
一般では自殺者の割合が1.7%もあるんですよね(-_-;)
一方、透析患者さんでは「自殺/拒否」が0.6%でした。
あくまで死亡者の原因の割合ですから、この数字をどう見たら良いかは分かりませんが、割合としては透析患者さんのほうが心が強いのか、それとも世間一般に生きていく方が精神的負担が大き過ぎるのか、その辺の相関は研究すると面白いかも知れませんね。
感染症対策がやはり重要か
各地の勉強会などに参加すると、こういった透析患者さんの死亡原因の話題が出る事も多いです。
結局、透析では血管の病気になる事が多いので、そこを気を付けてくださいというような事をおっしゃってた先生もいます。
一般の死亡原因との見比べでも分かるように、感染症対策、尿毒症対策をしっかりとっていけば、良いのではないかという感じも受けますね。
同時にやはり心不全が1位ですから、心臓に優しい透析生活をする事が望まれます。
ん~(-_-;)
僕は心臓が悪いですからなぁ。
ちょっと不安になるデータなんですよね。
ただ、一般と透析患者での死亡原因が圧倒的に違うという感じには思えませんので、人工透析がかなり優秀な医療である事は感じ取れます。
注意点が分かれば、対策も出来ますよね。
この辺りから、個々の状況に応じて対策をとっていってもらえたらと思います。
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コメント
コメント一覧 (2)
データからすると脳血管障害が透析患者や一般のデータより多くなってますね。
透析のデータは原疾患が異なると顕著に傾向が異なるのでビックデータ持っている所はビックデータを解放するか解放出来なければ確り分析して報告して欲しいと常々思ってます。
コメント有難うございます。
おお!
多発性のう胞腎と透析でそこまで差があるとは。
確かに心不全と脳血管で、血管系の病の危険が高いですね。
血管系というより、動脈硬化とかになるんでしょうか?
そちらの確率が高いようですね。
腎炎系、糖尿系、のう胞腎と3つに分けてみるとかなり違いがありそうです。