4月に入り診療報酬改定となるんですが、3月時点で透析時間の延長化、HDからオンラインHDFへの移行病院が相次いでおりますね。
なんでも、透析膜の確保が出来ないとして大慌てになってる病院もあるそうですな。
診療報酬改定スゲー(-_-;)
今回はかなり影響を与えてるようです。
透析台数&患者割合で3段階の診療報酬に変わりましたので、透析台数が多く、患者回転が多いと(1日に1つの透析ベッドで2~3人に透析してるような病院)が損失を受けるため、今後は1日に1つのベッドで1人の患者にじっくり透析というやり方のほうが利益率は高くなるわけですな。
という事で、1ベッドで3~4時間の透析×1日2人のような透析では売り上げは上がるものの利益率が下がるという事になりますね。
(^◇^)
まあ、急に患者数を減らす事も出来ませんし、透析台数を増やして対応するか、またHD中心だった病院ではオンラインHDFに移行するかが求められますね。
患者にとっては生命予後が良くなりますから、一見お得な感じもしますが、「なんちゃってオンラインHDF」になってしまう病院が増えないのかが心配ですね。
売り上げや利益率を考えると、5時間以上の透析となる病院が増えると思うんですが、4時間透析から5時間のオンラインHDFに移行する場合は、患者の栄養面が心配ですね。
血液データを見ながら正しく指導してくれる事を期待します。
長い透析期間で、厳しい摂生が身についてるような患者さんはピンチですな(-_-;)
すでに、オンラインHDFに移行したのはいいが、
「オンラインHDFに移行したら血圧がバンバン下がるようになった。」とか、
「オンラインHDFに移行したら逆に透析後しんどくなった。」といった声が届いてきております。
ん~(-_-;)
透析液、大丈夫か。怪しすぎる(*´Д`)
普通は、調子良くなるはずなんですが。

本来、医療があるべき姿というのは、患者の様態によって治療内容が変わっていくというのが普通です。
これが人工透析ではちゃんとやれない病院が余りに多いですな。
診療報酬が変わるからどう? では無いのですが。
そういう事が分かってない透析病院がいかに多いかが分かります。
これまで、「透析時間の延長は効果が無い」として頑なに時間延長を拒否してきた病院が、露骨なまでにオンラインHDF5時間に移行って(-_-;)
何やら、患者に「長時間透析の効能」をプリントして渡してる病院まであるとか(-_-;)
おいおい、医療の本質はどうなってるんや?
患者の様態に合わせるのが基本じゃないのか?
一応ですな、政府としては今回の診療報酬改定は10月に見直しするらしいので、こういった医療の基本が出来ない病院はまた損失を受けるかも知れませんよ。
本来、透析医療と言うのは1980年代中頃に、今より2倍以上の診療報酬時代があって、
「透析医療=儲かる」という変な印象が付いてしまいました。
そこで、大した知識も持たず、儲ける事だけを考えて透析医療に参入した病院が多いですな。
僕の地元の香川県でも、当時、見る見る大きくなっていった透析病院がありましたよ。
今は、逆に診療報酬が下がり続けており、年々工夫が必要になってきております。
収益が出せなくなって、透析撤退していく病院も出て来ております。
しかし、多くの患者がいる医療ですので、結局最後は「こころ」の伴わない治療にはスポットが当たらなくなっていきますよ。
より、管理しやすいシステムを構築する前に、患者1人、1人に合わせた細かい配慮が出来ない病院がどんどん煽りを受けていく事になります。
今回の透析台数&患者割合になぜ3段階の診療報酬を付けたのか?
その目的をしっかり理解されているのでしょうか?
1人、1人の患者さんにもっと細かく配慮した透析をしろ! という意味ですよ。
全患者に同じ透析をし、管理しやすくして多くの患者さんを診るというスタイルに警鐘をならしてる訳です。
それを見逃してると、10月の見直しや2020年の診療報酬の改定で更に困る事になると思います。
今後は、保険料の事もありますので、医療界全体への「こころ」の伴わない医療に対して大きな変革が起きていくでしょう。
政府としてもどこを削るか、削っていかなくては超高齢化社会&人口減に対応できませんので、ドンドンと医療にかかるお金を削ってきます。
その時に、削りやすいのはどこなのか?
そこまで考えてやっていかないといけませんよ。
これは同様に患者にも言える訳ですが。
意味のない事に政府としてもお金をかけられなくなってきますよね。
若い透析患者さんたちが頑張って日中に仕事する事は推奨されていくでしょうが、高齢者がうなだれて透析を受けてるような状態を政府がどう見るのか?
そんなところまで影響が波及していくでしょうね。
「過渡期」とはそういうものです。
「意味」を取り違えてる医療者さんや患者さんが今後どうなっていくのか?
「患者ファースト」を実践できない病院や、治療しても意味をなさない患者にとっての日本の未来はどうなっていくのか?
しっかりとした意識改革が求められてきそうですね。
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なんでも、透析膜の確保が出来ないとして大慌てになってる病院もあるそうですな。
診療報酬改定スゲー(-_-;)
今回はかなり影響を与えてるようです。
透析が変わるのは良いが、ちゃんとやってくれているのだろうか?
透析台数&患者割合で3段階の診療報酬に変わりましたので、透析台数が多く、患者回転が多いと(1日に1つの透析ベッドで2~3人に透析してるような病院)が損失を受けるため、今後は1日に1つのベッドで1人の患者にじっくり透析というやり方のほうが利益率は高くなるわけですな。
という事で、1ベッドで3~4時間の透析×1日2人のような透析では売り上げは上がるものの利益率が下がるという事になりますね。
(^◇^)
まあ、急に患者数を減らす事も出来ませんし、透析台数を増やして対応するか、またHD中心だった病院ではオンラインHDFに移行するかが求められますね。
患者にとっては生命予後が良くなりますから、一見お得な感じもしますが、「なんちゃってオンラインHDF」になってしまう病院が増えないのかが心配ですね。
売り上げや利益率を考えると、5時間以上の透析となる病院が増えると思うんですが、4時間透析から5時間のオンラインHDFに移行する場合は、患者の栄養面が心配ですね。
血液データを見ながら正しく指導してくれる事を期待します。
長い透析期間で、厳しい摂生が身についてるような患者さんはピンチですな(-_-;)
すでに、オンラインHDFに移行したのはいいが、
「オンラインHDFに移行したら血圧がバンバン下がるようになった。」とか、
「オンラインHDFに移行したら逆に透析後しんどくなった。」といった声が届いてきております。
ん~(-_-;)
透析液、大丈夫か。怪しすぎる(*´Д`)
普通は、調子良くなるはずなんですが。

本来、医療があるべき姿をもう一度考えた方が良い
本来、医療があるべき姿というのは、患者の様態によって治療内容が変わっていくというのが普通です。
これが人工透析ではちゃんとやれない病院が余りに多いですな。
診療報酬が変わるからどう? では無いのですが。
そういう事が分かってない透析病院がいかに多いかが分かります。
これまで、「透析時間の延長は効果が無い」として頑なに時間延長を拒否してきた病院が、露骨なまでにオンラインHDF5時間に移行って(-_-;)
何やら、患者に「長時間透析の効能」をプリントして渡してる病院まであるとか(-_-;)
おいおい、医療の本質はどうなってるんや?
患者の様態に合わせるのが基本じゃないのか?
一応ですな、政府としては今回の診療報酬改定は10月に見直しするらしいので、こういった医療の基本が出来ない病院はまた損失を受けるかも知れませんよ。
「こころ」の伴わない医療は世の中に不要である
本来、透析医療と言うのは1980年代中頃に、今より2倍以上の診療報酬時代があって、
「透析医療=儲かる」という変な印象が付いてしまいました。
そこで、大した知識も持たず、儲ける事だけを考えて透析医療に参入した病院が多いですな。
僕の地元の香川県でも、当時、見る見る大きくなっていった透析病院がありましたよ。
今は、逆に診療報酬が下がり続けており、年々工夫が必要になってきております。
収益が出せなくなって、透析撤退していく病院も出て来ております。
しかし、多くの患者がいる医療ですので、結局最後は「こころ」の伴わない治療にはスポットが当たらなくなっていきますよ。
より、管理しやすいシステムを構築する前に、患者1人、1人に合わせた細かい配慮が出来ない病院がどんどん煽りを受けていく事になります。
今回の透析台数&患者割合になぜ3段階の診療報酬を付けたのか?
その目的をしっかり理解されているのでしょうか?
1人、1人の患者さんにもっと細かく配慮した透析をしろ! という意味ですよ。
全患者に同じ透析をし、管理しやすくして多くの患者さんを診るというスタイルに警鐘をならしてる訳です。
それを見逃してると、10月の見直しや2020年の診療報酬の改定で更に困る事になると思います。
政府がお金をかけられなくなる事で変わっていく人工透析未来
今後は、保険料の事もありますので、医療界全体への「こころ」の伴わない医療に対して大きな変革が起きていくでしょう。
政府としてもどこを削るか、削っていかなくては超高齢化社会&人口減に対応できませんので、ドンドンと医療にかかるお金を削ってきます。
その時に、削りやすいのはどこなのか?
そこまで考えてやっていかないといけませんよ。
これは同様に患者にも言える訳ですが。
意味のない事に政府としてもお金をかけられなくなってきますよね。
若い透析患者さんたちが頑張って日中に仕事する事は推奨されていくでしょうが、高齢者がうなだれて透析を受けてるような状態を政府がどう見るのか?
そんなところまで影響が波及していくでしょうね。
「過渡期」とはそういうものです。
「意味」を取り違えてる医療者さんや患者さんが今後どうなっていくのか?
「患者ファースト」を実践できない病院や、治療しても意味をなさない患者にとっての日本の未来はどうなっていくのか?
しっかりとした意識改革が求められてきそうですね。
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