やはり、「人工透析」というのは精神的に厳しいのでしょうな。

まず、医療従事者さんや他の患者さんとの人間関係などもありますからね。

透析導入期から順調に来られた患者さんでも、人間関係で躓いてしまい、透析を受ける事に苦痛を感じてしまうというパターンの人も多いと思いますね。

透析医療における落とし穴ですな(-_-;)

「人工透析」自体を自分自身の「武器」とか「味方」につけられなければ、そりゃ、精神的に苦痛なものにしかなり得ない訳です。

そこには、周りの患者さんや、医療従事者さんとの付き合い方などもあるし、それがどうしても出来ないのなら、在宅透析に移行するしか道はありませんし。

ただ、後は透析室内に話の分かるトップの医療従事者さんがいるかどうかとかも影響しますね。



人間関係で困ったら透析室のトップの医療者さんに相談


いや、僕も以前の病院時代に主任看護師さんに掛け合って、ある1人の看護師さんを来させないようにしてもらった事があります。

お願いしたら、僕の言う事をしっかり守ってもらえました。

もうね、僕の前後、左右、斜めの6ベッドの付近に来させないでくれと頼みました。
視界に入る位置に来させないでくれと。

人間は合う・合わないというのもありますんでね。

こういうのはお互い様だと思います。

医療従事者さんのほうも、合わない人のところには行かないようにしてたりしますんで、業務に大きな支障がなければ、そうしてくれます。

ただ、問題となるのは、そのトップが来てほしくない人だった場合ですな。
これもあるあるなんですよね。

導入病院時代の技士長さんなんかがまさにそれ。
挨拶しても露骨に返さないような人だったので、そういう人間の基本が出来てない人はどうにも好きになれませんからな。

トップなので、どうしようもない訳です。

後に転院したので関係なくなりましたが、あの病院では周りにモンスター患者さんは何人もいるし、技士長さんがそのレベルだし、とにかく平穏な気持ちで透析を受けられず困りました。

心が乱れっぱなしでしたな。

それだと、「人工透析」に行くこと自体が苦痛にしかなりません。

転院か、在宅透析かしか道がありませんな。
しかも当時は僕は、「在宅透析」なんて知りませんでしたからね(-_-;)

また、患者さんとの間で問題がある場合は、曜日や時間帯を変えてもらう手があります。

あるいは、自分自身が大人になるか? という手もありますが、それが簡単に出来るなら誰も困りませんからね(^◇^)

とにかく、相談ですな。
トップに相談できるのが1番の近道です。

S2



マンネリ化との勝負


僕もね、まもなく透析12年になります。

自分でもよく12年もやってきたなとも感じますが、近年は僕より長く透析を受けて来ている患者さんと多く出会いましたので、そういう疑問は全く感じなくなっちゃいましたね。

でもまあ、よくそんな事が10年以上も出来るね。
とか言われた事はありますよ。

ん~(-_-;)

要は、マンネリなんですな~(-_-;)

同じ事の繰り返しなので、飽きちゃうんですよね。

なので、僕の場合は寝る時間にしてしまっているところもあります。

今日も透析ですが、2時間しか寝てませんので、透析ではぐっすり眠れるでしょう。

このマンネリ化との戦いもある意味大事ですな。

苦痛でなければ別段問題ないのですが、透析が苦痛に感じる時は、このマンネリという状態は辛いだけになってしまいますからね。

やはり、透析時間を使って何か自分のプラスになる事をやるのが1番だと思います。



共用の備品とかが苦手


僕が透析で苦手なのは、ベッドの共用や体重計の共用、体温計の共用などです。

とにかく、どこの爺ちゃんが使ったものか分からないものを使うのが苦手ですな(-_-;)

言うほど潔癖ではないのですが、それでもこう思うんですから、潔癖な人は透析は受けられないのでは無いでしょうか?

結構な苦痛ですよ。

僕なんか、そう思うだけで蕁麻疹が出て来そうなくらい本来は不快です。

慣れましたけどね。
それでも布団は被りませんからな。

自前の毛布を使います。
敷き用の大型バスタオル、枕カバー用のタオル、自前の毛布にハンドタオル、ふなっしーのハンカチ、更に胸元にかけるバスタオル、足元に置く座布団・・・これでもかという防御ぶりです(^◇^)

これでも減ったほうです。
本来なら敷き用のバスタオルは5枚くらい敷きたいくらいですな。

透析室に入る時には両手に大荷物です(*'▽')

うちの病院でここまでやってるのは僕くらいでしょうな。

まあ、それで少しでも気分良く透析できるなら、誰かに何か言われても全く気にしません。

「あっ、そ。」と受け流せます。

別段それに文句を付けた事もないので、何も言われませんし。

ここだけは自分の納得のいくようにやらせてもらってます(^◇^)

入院の時のベッド周りですら、1回自分で除菌しますからな。

いや、スーパーに買い物に行ってカゴを使う時も、持ち手を消毒しないと持てませんから。

(^◇^)
いや、それ、思いっきり潔癖やん! 
ってなるかもしれませんが、あくまで共用が苦手というだけで、他は大丈夫なんですよね。

誰が触ったか分からないものは特に駄目というだけで、親友や恋人なら全然OKなんですよね(-_-;)

なので、潔癖と言っても、ちょっと変わった潔癖ですな。

えっ!(-_-;)



透析医療では人を見て一喜一憂しない方が良い


透析環境では、周りに色んな患者さんがいます。

まあね、うるさい患者さんとか騒音の問題などは厳しいと思いますが、それ以外で、周りの患者さんの増え幅が多いとか、看護師さんと仲良くしゃべってるのが気に入らないとか、つまらぬことにまでイチイチ気にしてカッカしてる患者さんもいますな。

直接迷惑がかかってなければ、気にするだけ無駄です。

他の患者さんが増えが多くとも、自分の予後には影響しません。

人がスイカやバナナをバンバン食べてようと、自分のカリウム値は上がりません。

看護師さんが食べ物の話題で盛り上がっていても、自分の増え幅は増えませんのでね。

何ら気にする事はありませんね(*'▽')

後、騒音などの問題もベッドを変えてもらえるなら、先のトップの人に相談して変えてもらえないか聞いてみても良いですな。

僕はすっかり寝てるんで、騒音を出す方だと思いますが、誰かがうるさくても問答無用で寝るので関係ありません。

あの感覚は何でしょうね。
自分がしっかり透析生活を送ってるから、人がちゃらんぽらんだと腹が立つんでしょうか?

んなの、どうでもいいけどね~。

除水量が多過ぎて血圧下がってる人を見かけますと、逆に僕は笑ってしまいますけどね。

「おお~(*'▽') やっちゃいましたね(^◇^)」

完璧に何でもこなせる人間より、出来ない人間のほうが人間味があって面白いじゃないですかっ(*'▽')

ただ、僕も1個だけ苦手なのが、マスクせずにゴホゴホ言ってる爺ちゃんがね(-_-;)

あれだけは勘弁してほしいですな(*´Д`)

うつっちゃいますから。



時々、若い患者さんの仕事を理解してない医療従事者さんがいる


若い透析患者さんで、仕事をしてる方は結構いますが、その理解が無い看護師さんや技士さんがいる事があります。

いや、あなたも仕事してるんだから、仕事してる患者さんがどれだけ偉大なのか分からんか? と聞きたくなりますな。

そういう、透析を受けながらでもわずかでも稼いでいる患者さんに対しての配慮が無い方がいると残念に思いますね。

どこぞの先生は、
「透析を受けるために仕事は辞めるべき。」と言ったとか言わないとか(-_-;)

おい( `ー´)ノ

ムチャクチャ言うな。

確かに仕事しない方が管理はしやすいかも知れんが、それぞれ患者にも人生はかかっているのであ~る。

そこを理解できない医療従事者さんがいるとしたら、それは人間ではない。
悪魔だ。

そこまで言いますよ。

仕事をすれば、「障害者」である事など、理由にならない場合もありますからな。

透析患者さんは能力のある方も多いですので、医療従事者さんと同じようにイッパシの仕事をしてる人もいますよ。

そこらへんは理解して欲しいですな。

何か言うのであれば、あなたが生活の全面倒を見てあげればよいですな。
そこまでしない限り、口出しは出来ぬはずです。

生きる事に頑張っている人を咎めるような物言いは避けて欲しいです。



ドライウェイト勘違い事件簿


鈴木一之先生著の「しっかり透析のヒケツ」で先生のぼやきがありましてね。

私がドライウェイト(基礎体重)を上げたから太ったと勘違いする患者さんがいるらしいですな(*'▽')

いや~、あなたが太ったからドライウェイトを上げただけなのに(-_-;)

(^◇^)

こんなのは患者の勘違いぶりも甚だしいので、ここを読みに来る患者さんですといないでしょうけども。

高齢の爺ちゃん、婆ちゃんにはいそうですな。

僕の通う病院の患者さんでは、ドライウェイトを下げると怒る患者さんが多いですな。

「また、足が攣ったり、血圧が下がったらどうするんや?」

ん~(-_-;)
まあ、そうなんだが・・・。

ゴホゴホ言ってるような水が余りまくってるだろ! という患者さんでもそういう事を言うのですな。

先生も苦労が絶えませんね(-_-;)

ドライウェイトが上がるのは僕も良くは思いません。
もうすでに脂肪は十分持ってますんでね。

でも、痩せてる人はやはり脂肪はつけたほうが良いと思います。
人工透析という特殊な治療をしてますんで、ある程度の脂肪はいつか必ず武器になる時がやって来ます。

諸先輩たちの苦悩を見てきましたので、なおさらそう思うようになりました。



そりゃ、透析不足だ!


僕が今通ってる病院の院長先生は、どちらかと言えば「食べろ!」という先生なので、全く無いのですが、以前の病院や導入病院時代によくあったのは、リンやカリウムが高い時の犯人捜しみたいな事が行われるのですな。

「何食べた?」

「どうやったらこんな数値になる?」

「栄養指導の入院や!」

そんな事がよく言われてました。

ん~(-_-;)

今の病院で、透析の感覚が変わったから思うんですが、そのリンやカリウムが高いのは、患者のせいでは無く病院のせいですな。

透析不足です。

患者の透析量が足りないから、リンやカリウムが高くなるのであって、患者の食生活が悪い訳ではないと感じますね。

つまり、患者さんのリンやカリウムが高い場合、患者の食生活を見直させるようなやり方では、十分な栄養がとれないばかりか、患者が痩せていきますな。

免疫力の弱い体を作ってしまうと思います。

医療としては失敗の部類に入る医療になってしまっていると思いますね。

リンやカリウムが高い患者さんでHD4時間QB200の透析をしてるんだったら、オンラインHDF5時間QB240にしてやれば、リンやカリウムは問題が出なくなると思います。

リンや、カリウムの心配を失くしてあげる事も医療としては大事なのではないか? と思いますね。

僕も6時間透析になっても、いまだにリンやカリウムの含有量の高い食品を避けようとする透析10年でのクセが抜けなくて困っています。

こういうのは過去の病院で付けられてしまった精神病のような気もしますな。

決して良いものではないと思ってしまいます。

カリウムやリンの原因究明をする前に、医療従事者として、自分たちで出来る努力をまずやって欲しいと思うのは、言い過ぎなのでしょうか?

患者にばかり責任を押し付けるのは、違うのではないかと。
まずは、自分たちの技量のせいでは無いか? と考えるのが正しいと思いますな。

何でもそうです。

人のせいにする前に、まず自分に非が無いか考えるのは大事な要素だと思います。




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