3月25日、健康カプセル!ゲンキの時間で東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科の横尾隆先生が取り上げられていましたね(*'▽')

わずかな時間でしたが、腎臓再生にまつわる話が出ていました。


諦めない人 横尾隆先生を生み出した背景


そもそも、心臓の心筋シートなど、再生医療は2次元の世界でした。

しかし、腎臓というのは3次元、立体世界での再生です。

複雑な内部を持った腎臓を再生するという技術は、難し過ぎるとして多くの研究者が諦めていった分野なのです。

その中、1人の医師が立ち上がりました。

横尾隆先生(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 主任教授  東京慈恵会医科大学附属病院 診療部長)です。

横尾先生は、まだ研修医時代の若き日、1人の少女と出会いました。

その7歳の少女は先天性の腎不全により、病院のベッドで苦しむ毎日。

ところが、その少女はこの世を去ってしまいました。

横尾先生が書いた「死亡診断書」は、その少女のものが初めてだったのです。

大きなショックを受けた横尾先生。

不可能と言われた「腎臓再生医療」に取り組む決意を固めました。

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腎臓再生医療はもうこんなに進んでいた


透析治療による患者さんの苦しみやQOL(生活の質)の低下は、決して見過ごせる問題ではありませんでした。
突然命を落とすことはないとはいえ、患者さんは皆さん長期にわたり負担の大きな治療を受け続けており、真綿で首を締められているような思いをされていました。

このような状況を改善せねばならないという強い思いに突き動かされ、ちょうど英国留学から帰国したばかりの1997年1月、私は今までにない腎不全の治療開発に取り組み始めたのです。

出典元 Medical Note 不可能といわれた腎臓の再生医療の今-末期腎不全患者さんに新しい治療を届けたい


腎臓の再生医療を実現させる3つのステップ


患者さん由来のiPS細胞作製から尿排泄路の構築まで

本記事では、まず腎臓を再生するために行なう3段階の工程について、簡単にご解説します。過去には別の手法が用いられていましたが、京都大学の山中伸弥教授によるiPS細胞の樹立後、腎臓領域の再生医療でもヒトiPS細胞が用いられるようになりました。


●ステップ1
患者さんの体細胞(血液など)からiPS細胞を作製し、ネフロン前駆細胞へと誘導分化させます。

●ステップ2
遺伝子改変した異種動物の胎児の特定の部位に、患者さん由来のネフロン前駆細胞を打ち込み、培養します。動物の胎児にもともと備わっているプログラムと場所(ニッチ)を「借りる」ことで、患者さん由来の細胞から再生腎臓の芽(原基)を作ります。

●ステップ3
ステップ2で作った再生腎臓の芽を患者さんの体へと戻し成熟した腎臓にします。生成された尿を体外へと排出するために、マイクロサージャリー技術を用いて、動物(ラット)由来の膀胱付腎原基(クロアカ)と、患者さんの尿管・膀胱を吻合し、尿排泄路を構築します。

腎臓再生の現状-ステップ1、3は既に成功している


再生腎臓の移植時に拒絶反応が起こるリスクがない

再生腎臓は100%患者さんのiPS細胞由来の自己の臓器です。
そのため、患者さんの体内に戻しても、「異物」を攻撃しようとして起こる拒絶反応のリスクはありません。
動物から借りるものは、あくまで腎臓創生のプログラムと腎臓を育てる場所だけです。患者さん自身の体細胞から作った腎臓を得られるという点は、この治療法の大きなメリットといえるでしょう。
ただし、今後人間を対象とした臨床試験を行ってはじめて明らかになるリスクや、改良すべき点も生じるものと考えられます。


一回で成功しなかった場合、繰り返し治療できる

また、移植した再生腎臓が廃絶あるいは機能しなかった場合、再度移植を行えるところも、この治療法のメリットです。
ご存知の通り腎臓は背中側に位置していますが、再生腎臓を同じ部位に移植する必要はありません。腹腔内の特定の部位に移植すれば、再生腎臓は正常に機能するため、生まれ持った腎臓の機能が失われていても、基本的に取り除く必要はないのです。
移植できる部位は、腹腔内に複数箇所あるため、期待した効果が得られなかった場合や、年数が経ち機能が廃絶された場合、再び治療を行うことができます。

出典元 Medical Note 腎臓の再生医療を実用化するために-10年以内に腎不全患者さんへの応用を


おお!
こんなに凄い世界だったのですね(*'▽')

「健康カプセル!ゲンキの時間」では、5年以内の臨床試験も可能なところにきていると話しておられました。

いや~(*'▽')
期待できますね。

そもそも、横尾先生のお人柄に惹かれますね。

諦めない姿勢、不可能を可能にしていく力。

そういう生き方を見るだけでも、元気が出てきますね(*'▽')


希望的観測の時代からリアルに実現できる時代へ


慈恵会医大など ラットで腎臓再生 臨床応用へ前進 毎日新聞

昨年11月には毎日新聞にも取り上げられました。

話題を呼びましたね。

しかし、残念ながら、ips細胞を使って腎臓再生が可能になるのではないか? という話題は以前からあり、「あと10年」、「あと10年」と言われ続けてきましたからね。

今回の報道も、
「果たして現実にはいつなんだろう?」と疑問に思われた方も多かったと思います。

しかし、現実に間違いなく進展していたのです。

時代は大きく変わる時がやって来たようです。

今、言われている「あと10年」というのは決して希望的観測では無いのです。

夢の腎臓再生まであと一歩。

諦めない人 横尾隆先生がいる限り、その世界は間違いなくやって来そうです(*'▽')



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