このブログも最近、新たに透析導入された患者さんが多く読みに来ていただけるようになりました。
まあ、僕が透析12年目ですのでね。
どちらかと言えば、経験の浅い人向きの内容にはなってると思います。
やはり、先日の「人工透析導入初期(0~3年)に注意したい17の問題点」をご覧になられたのでしょう。
メッセージなどで、数々の質問や疑問が届いております。
まあ、僕が透析12年目ですのでね。
どちらかと言えば、経験の浅い人向きの内容にはなってると思います。
やはり、先日の「人工透析導入初期(0~3年)に注意したい17の問題点」をご覧になられたのでしょう。
メッセージなどで、数々の質問や疑問が届いております。
僕自身もね、ネット世界に入って来たのが、透析10年目だったのですが、それまで受けていた透析で、常識だと思っていた事が、実は全国では違っているという現状に突き当たりました。
何がスタンダードで、何がちょっと変わった方法なのか?
そうした問題や疑問を感じる事もありますよね。
地域によっても微妙に違ってる事もあります。
穿刺の待ち時間
「ベッドに着いてから30分くらい穿刺を待つ時があるんですけど、普通、そんなに待たされるものなのですか?」
これ、結構、聞かれますな。
という事は、そのくらい待つ事も多いという事では? と僕は思います。
まあ、僕なんかは、午後透析ですからね。
まず、午前中チームの方のベッドが空かないと、ずっと待つ事になります。
何がしかのトラブルがあった場合は(同じベッドの午前中の患者さんが血圧低下を起こして動けないとか、透析前に診察しなければならなかったなどの事情でスタートが遅れたり)そもそも、ベッドが空かずに待たされる場合もありますよね。
午前中の透析の方は、穿刺順があると思うんですが、やはり最後の方になってしまうと、結構待つのかも知れませんね。
僕が午前中チームだった時代はわざと最後の方に透析室に入っていってましたね。
順番とかイライラしなくても済むように。
知り合いの爺ちゃん患者さんは、早く入っていって、「長く待たされる」と文句を言ってたりしますが、僕はいつも
「早くに入り過ぎるからそうなるんですよ(*'▽')」と言って笑ってますけど。
急く気持ちも分かるけど、気持ちにゆとりは無いんかい(>_<)
となってしまいますな(*'▽')
ただ、ベッドに着いてから、1時間以上待たされた事は2回くらいしかありませんね。
その時は、2度とも忘れられていました(-_-;)
(^◇^)
まあ、怒りはしませんが、1度めは仲の良い看護師さんが通りかかったので、ゼスチャーで合図して穿刺してもらいました。
2度めは、通りかかった主任さんが気付いて、ビックリして慌てて穿刺してくれましたな。
トラブルなどにより透析時間が短くされる事はあるのか?
これも、結構たくさん聞かれてますね。
1番多いのは、「夜間透析組」ですね。
仕事上の都合で、透析室に入るのが遅くなった場合などで、結構トラブルが多いようです。
例えば、都会などで、透析室がビルに入っている場合、ビルには消灯時間があったりしますんで、時間になったらビル内の電気が落ちてしまうというヤツですな。
例えば、23時消灯なら、22時半くらいには透析が終わってないと困りますからね。
そうなると、そこまでしか透析できませんから。
4時間透析を受けようにも、仕事で入りが遅くなった場合などに、4時間の透析が受けられない場合もあります。
ただね、僕はずっと昼間の透析を受けて来ました。
しかし、基本として、途中でしんどくなって
「しんどい。止めてくれ。もう終わってくれ。」と泣いて懇願しても、大体の病院は4時間きっちり回そうとしますね。
「あとちょっとや。頑張れ。」と言われてしまいますよ。
こういうのは1回認めると、他の患者に
「あの人は途中で止めたやろ。」と例外を作った事がアダになりますからね。
よほど問題のある場合は別にして、4時間経過以前に終了はしてくれないのが普通です。
ですから、本来は夜間透析であっても、しっかり4時間回すのが当然なんですが、なんか中には、スタッフさんが早く帰りたいから時間になったら終了するとか、時間以前に終了を促すような真似をしてみたりだとか、そういうメッセージももらいましたね。
ん~(-_-;)
働いてくれるスタッフさんの気持ちも分からんではないけども、やはり透析時間は1回くらいならともかく、度々短くされると患者の予後に影響してしまいますのでね。
夜間透析でスタッフさんの都合で透析時間が短くなるというのは、どうなんでしょう。
よく聞くのは、夜間透析で入りの遅い患者さんに
「もっと早く来るように。」という事を言うスタッフさんもいるらしいです。
が、透析患者が日中の仕事をするという事の重要性を分からない透析スタッフさんがいるというのはね。
まあ、確かに、病院の都合上、入りが遅い患者さんは困るというのは分かりますが、昼間の透析を受けてる人ならともかく、夜間透析組にはもう少し暖かい目で見て上げて欲しいですな。
女房・子供を抱えて必死で生きてる人もいる訳です。
そういう人に冷たく当たったら、いかに病院の都合上であったとしても、天罰が下っちゃいますよ。
あとね、昼間の透析と思われるんですが、穿刺などの時にトラブルがあって透析スタートが遅れたのに、そういう時でも4時間回さず、一定の時間が来たら終わってしまうという患者さんがいるようです。
たまの事ではなく、たびたびそういう事があるようです。
ん~(-_-;)
4時間透析のはずが、3時間で終わられてしまうとか。
いや、これは通常はあり得ぬ事だと思います。
僕の場合は午後透析ですが、遠方からの送迎チームですので、帰りの時間を送迎車に乗る患者さんたちで調整してます。
なので、時間切りというのはあるのですが、そういう場合以外で、透析時間を短くされるというのはあまりありませんね。
病院の何がしかので都合や災害時で、たまの話ならあり得ますが、たびたびというのはどうなんでしょう。
通常は、4時間透析の患者さんは4時間きっちり回してくれますよ。
一応ですな、透析は「延命」してる療法でもある訳ですからね。
そこに影響を与えるようなら、「延命」になってませんからな。
そもそも、本来4時間回すべき患者さんに、たびたび早く終わらせるというのは、よほどの事情が無い限り許されないのではないでしょうか。
病院の医療に対する姿勢の問題のように感じますけども、どうなんでしょうかね。
まあ、この辺ももしかしたら病院関係者さんのメッセージも来るかも知れませんので、あったらまた書きたいと思います。
透析量を増やしたいと言った時のトラブル
これもよく聞きますね。
なんでも、
*透析時間を延ばしたら、溶血するから出来ません
*Kt/Vは1.2あれば問題ありませんから、透析時間を延ばす必要はありません
*透析は4時間でしっかり摂生して体調管理するのが正しい
*月14回までという縛りがあるので(診療報酬上の)在宅透析は意味がありません
*透析時間を延ばすと、過剰透析になるから出来ません
こんな事を言われたという話はよく聞きます。
ん~(-_-;)
はっきり言って、こういう説明を受けたら、僕だったら病院は変わります。
こんな間違った知識を持ってる病院には、たった1つの命を預けられませんからね。
僕的には、透析時間を延ばせないという病院もある意味、仕方のない事だと思います。
医療従事者さんの負担は増えるし、そうなると人件費などにも影響を与えます。
出来ないなら、出来ないでも問題無いと思います。
しかし、患者が分からないと思って、こういう適当な説明で誤魔化すのはどうなんでしょうね。
患者に間違った知識を植え付けてしまいますね。
まず、「溶血」ですが、そんな事を言ったら、オーバーナイト透析をしてる患者さんはどうなるのでしょう。
8時間も9時間も透析をしてる患者さんは大勢いますよ。
在宅で8時間回してる患者さんもいますけど。
何か?
Kt/V1.2は「問題ありません」ではなく、「問題の残る」透析ですね。
できれば1.5くらいは欲しいところです。
特にね、若い患者さんは30年以上の透析が可能ですから、出来るだけ高く設定して欲しいところですね。
合併症だらけになって唸るのは患者さんなのですから。
4時間でしっかり摂生して体調管理というのは、間違ってませんが、現代はその透析では若い患者さんが30年以上透析を受けた場合、栄養障害で様々な病気を引き起こしてしまう事がよくあります。
合併症も含め、危険が大きいですね。
10年くらい生きたらそれで良しという患者さんであれば、4時間しっかり摂生でも良いのですが、30年以上を見込める若い患者さん向きの療法ではありませんね。
月14回という縛りがあるので在宅透析は意味がないというのは、あまりに無知過ぎて笑うしかありませんな。
在宅透析には診療報酬は関係してこないので、月14回の縛りは関係ありません。
そもそも、病院の都合で頻回透析には月14回の縛りがあるから、在宅透析をして頻回透析にしたいと考えるものですね。
こういう事を普通に言える医療従事者さんが本当にいるなら、資格を返上したほうが良いのではないでしょうか?
レベルが低すぎて話になりません。
透析時間を延ばしたら、過剰透析になる事はあります。
しかし、普通は医療従事者が過剰透析にならぬようにコントロールするのも透析療法なのです。
4時間透析でも、食の細い患者さんに、ダイアライザーのサイズ変更やQBを変えるなどのやり方で、栄養の問題が起きにくいように改善して行くのも透析療法なのです。
透析量を増やせば、それだけ多くの毒素を除去できますから、近代透析療法ではかなり有効な臨床データが出ております。
栄養の除去に関する問題に対しては医療者さんの腕が問われます。
「過剰透析になる」という言い訳は、
「自分に透析療法をやるだけの腕や知識がありません。」と言ってるようなものです。
医療従事者として恥ずかしい発言ですね。
と、まあ、このような言い訳は全て簡単に論破できてしまいますね。
というか、こういう質の低い言い訳ではなく、ちゃんと、
「透析時間を延ばしたら、スタッフの勤務時間も増えてしまいます。当病院の方針上、それは出来ません。」と正直に正しく言えば良いのですな。
逆に間違った論理で対抗すると、知識がないのがバレてしまいますよ。
そういう知識の無い医療従事者さんに命を預ける怖さを、透析経験が浅い方は分からないようですね。
負担の大きい仕事ではあるでしょうけれども、やはり医療は特殊な職業で崇高なものであって欲しいです。
日頃、お世話になってる透析医療従事者さんですが、この問題だけは厳しく指摘したいと思います。
ここは、改善の余地ありです。
4時間透析でも現代透析なら上手にやればかなり延命できます。
しかし、知識が薄い医療従事者さんに命を預ける事は出来ません。
何でも人は正直が1番です。
誤魔化しなどを1度やってしまうと、信頼を失い、大したミスでもないのに訴訟とかになってしまう場合も起きます。
人は信頼が第一なのです。
信頼を失ってしまうような誤魔化しは患者の前でしないのが賢明です。
別に、透析時間を延ばせないのはスタッフさんのせいでは無いのですから、
「病院の方針でそれは出来ません。」で、何ら問題は無いと思います。
患者が嘘の報告をすると、医療従事者さんは困りますよね。
別に頭が痛くも無いのに痛いといったりすれば困るはずです。
1度失った信頼は取り返せない事がほとんどです。
お互い様ですが、誤魔化しや嘘だけはやめておきましょう。
薬の問題
処方を間違える
出るべき薬が出てない
処方量が間違っている
そんな病院があったようですね。
ん~(-_-;)
通常、そういう事は1度も起きないのが普通です。
というか、これまた診療上の信頼の問題に関わります。
病院によっては、誰が間違えたのか厳しく追及し、責任を問うなどの病院まであります。
そもそもが、患者に渡す前に何重にもチェックして渡すのが基本です。
場合によっては、「間違えました。」では済まない場合もありますからね。
普通は何年病院に通っても、起こりえない問題ですね。
そもそも、処方がそのようなザル状態ですと、透析もザルでしょうな。
信頼はとても出来ません。
長い通院で1回、2回あった程度なら単なる笑い話ですむ場合もありますが、度々ミスが起きるというのはどういう事でしょうか?
ヒヤリハット問題で、かなり厳しくチェックするのが、病院のガイドラインなのです。
薬の処方は、そうそう間違えないのが普通です。
年に5回も6回も、はたまたそれ以上間違えるような病院は、医療をやるべき資質に欠けておりますね。
そんなレベルの病院は、実名を出して言及すべきですな。
なあなあで済ますべき問題では無いと思いますよ。
院外処方もありますが、これは論外ですね。
むしろ、院外処方のほうが起きてますね。
恐らく、病院と処方薬局の連携が悪いのでしょう。
僕の過去の体験でも、そこまで酷い病院はありませんでした。
スポンサーリンク何がスタンダードで、何がちょっと変わった方法なのか?
そうした問題や疑問を感じる事もありますよね。
地域によっても微妙に違ってる事もあります。
穿刺の待ち時間
「ベッドに着いてから30分くらい穿刺を待つ時があるんですけど、普通、そんなに待たされるものなのですか?」
これ、結構、聞かれますな。
という事は、そのくらい待つ事も多いという事では? と僕は思います。
まあ、僕なんかは、午後透析ですからね。
まず、午前中チームの方のベッドが空かないと、ずっと待つ事になります。
何がしかのトラブルがあった場合は(同じベッドの午前中の患者さんが血圧低下を起こして動けないとか、透析前に診察しなければならなかったなどの事情でスタートが遅れたり)そもそも、ベッドが空かずに待たされる場合もありますよね。
午前中の透析の方は、穿刺順があると思うんですが、やはり最後の方になってしまうと、結構待つのかも知れませんね。
僕が午前中チームだった時代はわざと最後の方に透析室に入っていってましたね。
順番とかイライラしなくても済むように。
知り合いの爺ちゃん患者さんは、早く入っていって、「長く待たされる」と文句を言ってたりしますが、僕はいつも
「早くに入り過ぎるからそうなるんですよ(*'▽')」と言って笑ってますけど。
急く気持ちも分かるけど、気持ちにゆとりは無いんかい(>_<)
となってしまいますな(*'▽')
ただ、ベッドに着いてから、1時間以上待たされた事は2回くらいしかありませんね。
その時は、2度とも忘れられていました(-_-;)
(^◇^)
まあ、怒りはしませんが、1度めは仲の良い看護師さんが通りかかったので、ゼスチャーで合図して穿刺してもらいました。
2度めは、通りかかった主任さんが気付いて、ビックリして慌てて穿刺してくれましたな。
トラブルなどにより透析時間が短くされる事はあるのか?
これも、結構たくさん聞かれてますね。
1番多いのは、「夜間透析組」ですね。
仕事上の都合で、透析室に入るのが遅くなった場合などで、結構トラブルが多いようです。
例えば、都会などで、透析室がビルに入っている場合、ビルには消灯時間があったりしますんで、時間になったらビル内の電気が落ちてしまうというヤツですな。
例えば、23時消灯なら、22時半くらいには透析が終わってないと困りますからね。
そうなると、そこまでしか透析できませんから。
4時間透析を受けようにも、仕事で入りが遅くなった場合などに、4時間の透析が受けられない場合もあります。
ただね、僕はずっと昼間の透析を受けて来ました。
しかし、基本として、途中でしんどくなって
「しんどい。止めてくれ。もう終わってくれ。」と泣いて懇願しても、大体の病院は4時間きっちり回そうとしますね。
「あとちょっとや。頑張れ。」と言われてしまいますよ。
こういうのは1回認めると、他の患者に
「あの人は途中で止めたやろ。」と例外を作った事がアダになりますからね。
よほど問題のある場合は別にして、4時間経過以前に終了はしてくれないのが普通です。
ですから、本来は夜間透析であっても、しっかり4時間回すのが当然なんですが、なんか中には、スタッフさんが早く帰りたいから時間になったら終了するとか、時間以前に終了を促すような真似をしてみたりだとか、そういうメッセージももらいましたね。
ん~(-_-;)
働いてくれるスタッフさんの気持ちも分からんではないけども、やはり透析時間は1回くらいならともかく、度々短くされると患者の予後に影響してしまいますのでね。
夜間透析でスタッフさんの都合で透析時間が短くなるというのは、どうなんでしょう。
よく聞くのは、夜間透析で入りの遅い患者さんに
「もっと早く来るように。」という事を言うスタッフさんもいるらしいです。
が、透析患者が日中の仕事をするという事の重要性を分からない透析スタッフさんがいるというのはね。
まあ、確かに、病院の都合上、入りが遅い患者さんは困るというのは分かりますが、昼間の透析を受けてる人ならともかく、夜間透析組にはもう少し暖かい目で見て上げて欲しいですな。
女房・子供を抱えて必死で生きてる人もいる訳です。
そういう人に冷たく当たったら、いかに病院の都合上であったとしても、天罰が下っちゃいますよ。
あとね、昼間の透析と思われるんですが、穿刺などの時にトラブルがあって透析スタートが遅れたのに、そういう時でも4時間回さず、一定の時間が来たら終わってしまうという患者さんがいるようです。
たまの事ではなく、たびたびそういう事があるようです。
ん~(-_-;)
4時間透析のはずが、3時間で終わられてしまうとか。
いや、これは通常はあり得ぬ事だと思います。
僕の場合は午後透析ですが、遠方からの送迎チームですので、帰りの時間を送迎車に乗る患者さんたちで調整してます。
なので、時間切りというのはあるのですが、そういう場合以外で、透析時間を短くされるというのはあまりありませんね。
病院の何がしかので都合や災害時で、たまの話ならあり得ますが、たびたびというのはどうなんでしょう。
通常は、4時間透析の患者さんは4時間きっちり回してくれますよ。
一応ですな、透析は「延命」してる療法でもある訳ですからね。
そこに影響を与えるようなら、「延命」になってませんからな。
そもそも、本来4時間回すべき患者さんに、たびたび早く終わらせるというのは、よほどの事情が無い限り許されないのではないでしょうか。
病院の医療に対する姿勢の問題のように感じますけども、どうなんでしょうかね。
まあ、この辺ももしかしたら病院関係者さんのメッセージも来るかも知れませんので、あったらまた書きたいと思います。
透析量を増やしたいと言った時のトラブル
これもよく聞きますね。
なんでも、
*透析時間を延ばしたら、溶血するから出来ません
*Kt/Vは1.2あれば問題ありませんから、透析時間を延ばす必要はありません
*透析は4時間でしっかり摂生して体調管理するのが正しい
*月14回までという縛りがあるので(診療報酬上の)在宅透析は意味がありません
*透析時間を延ばすと、過剰透析になるから出来ません
こんな事を言われたという話はよく聞きます。
ん~(-_-;)
はっきり言って、こういう説明を受けたら、僕だったら病院は変わります。
こんな間違った知識を持ってる病院には、たった1つの命を預けられませんからね。
僕的には、透析時間を延ばせないという病院もある意味、仕方のない事だと思います。
医療従事者さんの負担は増えるし、そうなると人件費などにも影響を与えます。
出来ないなら、出来ないでも問題無いと思います。
しかし、患者が分からないと思って、こういう適当な説明で誤魔化すのはどうなんでしょうね。
患者に間違った知識を植え付けてしまいますね。
まず、「溶血」ですが、そんな事を言ったら、オーバーナイト透析をしてる患者さんはどうなるのでしょう。
8時間も9時間も透析をしてる患者さんは大勢いますよ。
在宅で8時間回してる患者さんもいますけど。
何か?
Kt/V1.2は「問題ありません」ではなく、「問題の残る」透析ですね。
できれば1.5くらいは欲しいところです。
特にね、若い患者さんは30年以上の透析が可能ですから、出来るだけ高く設定して欲しいところですね。
合併症だらけになって唸るのは患者さんなのですから。
4時間でしっかり摂生して体調管理というのは、間違ってませんが、現代はその透析では若い患者さんが30年以上透析を受けた場合、栄養障害で様々な病気を引き起こしてしまう事がよくあります。
合併症も含め、危険が大きいですね。
10年くらい生きたらそれで良しという患者さんであれば、4時間しっかり摂生でも良いのですが、30年以上を見込める若い患者さん向きの療法ではありませんね。
月14回という縛りがあるので在宅透析は意味がないというのは、あまりに無知過ぎて笑うしかありませんな。
在宅透析には診療報酬は関係してこないので、月14回の縛りは関係ありません。
そもそも、病院の都合で頻回透析には月14回の縛りがあるから、在宅透析をして頻回透析にしたいと考えるものですね。
こういう事を普通に言える医療従事者さんが本当にいるなら、資格を返上したほうが良いのではないでしょうか?
レベルが低すぎて話になりません。
透析時間を延ばしたら、過剰透析になる事はあります。
しかし、普通は医療従事者が過剰透析にならぬようにコントロールするのも透析療法なのです。
4時間透析でも、食の細い患者さんに、ダイアライザーのサイズ変更やQBを変えるなどのやり方で、栄養の問題が起きにくいように改善して行くのも透析療法なのです。
透析量を増やせば、それだけ多くの毒素を除去できますから、近代透析療法ではかなり有効な臨床データが出ております。
栄養の除去に関する問題に対しては医療者さんの腕が問われます。
「過剰透析になる」という言い訳は、
「自分に透析療法をやるだけの腕や知識がありません。」と言ってるようなものです。
医療従事者として恥ずかしい発言ですね。
と、まあ、このような言い訳は全て簡単に論破できてしまいますね。
というか、こういう質の低い言い訳ではなく、ちゃんと、
「透析時間を延ばしたら、スタッフの勤務時間も増えてしまいます。当病院の方針上、それは出来ません。」と正直に正しく言えば良いのですな。
逆に間違った論理で対抗すると、知識がないのがバレてしまいますよ。
そういう知識の無い医療従事者さんに命を預ける怖さを、透析経験が浅い方は分からないようですね。
負担の大きい仕事ではあるでしょうけれども、やはり医療は特殊な職業で崇高なものであって欲しいです。
日頃、お世話になってる透析医療従事者さんですが、この問題だけは厳しく指摘したいと思います。
ここは、改善の余地ありです。
4時間透析でも現代透析なら上手にやればかなり延命できます。
しかし、知識が薄い医療従事者さんに命を預ける事は出来ません。
何でも人は正直が1番です。
誤魔化しなどを1度やってしまうと、信頼を失い、大したミスでもないのに訴訟とかになってしまう場合も起きます。
人は信頼が第一なのです。
信頼を失ってしまうような誤魔化しは患者の前でしないのが賢明です。
別に、透析時間を延ばせないのはスタッフさんのせいでは無いのですから、
「病院の方針でそれは出来ません。」で、何ら問題は無いと思います。
患者が嘘の報告をすると、医療従事者さんは困りますよね。
別に頭が痛くも無いのに痛いといったりすれば困るはずです。
1度失った信頼は取り返せない事がほとんどです。
お互い様ですが、誤魔化しや嘘だけはやめておきましょう。
薬の問題
処方を間違える
出るべき薬が出てない
処方量が間違っている
そんな病院があったようですね。
ん~(-_-;)
通常、そういう事は1度も起きないのが普通です。
というか、これまた診療上の信頼の問題に関わります。
病院によっては、誰が間違えたのか厳しく追及し、責任を問うなどの病院まであります。
そもそもが、患者に渡す前に何重にもチェックして渡すのが基本です。
場合によっては、「間違えました。」では済まない場合もありますからね。
普通は何年病院に通っても、起こりえない問題ですね。
そもそも、処方がそのようなザル状態ですと、透析もザルでしょうな。
信頼はとても出来ません。
長い通院で1回、2回あった程度なら単なる笑い話ですむ場合もありますが、度々ミスが起きるというのはどういう事でしょうか?
ヒヤリハット問題で、かなり厳しくチェックするのが、病院のガイドラインなのです。
薬の処方は、そうそう間違えないのが普通です。
年に5回も6回も、はたまたそれ以上間違えるような病院は、医療をやるべき資質に欠けておりますね。
そんなレベルの病院は、実名を出して言及すべきですな。
なあなあで済ますべき問題では無いと思いますよ。
院外処方もありますが、これは論外ですね。
むしろ、院外処方のほうが起きてますね。
恐らく、病院と処方薬局の連携が悪いのでしょう。
僕の過去の体験でも、そこまで酷い病院はありませんでした。
コメント
コメント一覧 (2)
知らぬが仏。
他の病院の事を知らなければ、自分の病院の状態を普通と感じる。
私は転院して医師の考え方が違うとこうも変わるものなのか!?
と驚いております。
個々の問題なので押しつけはしないけれど、ネットなどで情報を得て、自分の病院に、ん?と思うところがあれば、他の病院に行って話を聞いてみるべきだと思います。
今がよくても予後に影響してくる問題なので。
確かに知ってしまうと、色々考えてしまいますね。
しかし、いまちゃんも転院してうまくいってるようで良かったです。
病院の差は一般でもありますからね。
透析の場合は方針が病院ごとにかなり違うので、その差は物凄く感じますよね。