体調っていうのは大事ですなぁ(*´Д`)

僕が、少々のメンタル不調になっても、ギリギリのところで踏ん張れてるのは、全て体調が良いからです。

昨年の夏場くらいから、激しく悩まされていた血圧低下の頻度が下がり、血圧の上がりやすい今年の冬はほとんど血圧低下が起きませんね。

なので、踏ん張りがきく訳です。

まだ「人工透析」で消耗しているの?

僕もダテに透析11年半じゃないんですよね。
うち10年はヘタレ人生でしたが、それでも透析生活の中で様々な出来事があり、心が磨かれたり、また透析に対する考えや生き方を考えさせられ、今日がある訳ですからなぁ。

実は、僕は最初の透析5年くらいは、結構しっかり摂生をしてました。(食べる量や飲む量をかなり抑えて増えないように頑張ってました。)
中2日の日曜日などは(当時は月水金の透析でした)晩ご飯抜きなどもやってましたね。

体重計も透析導入後0.2キロ単位で計れる体重計を買い、朝晩計ってましたし、増えが多ければ絶食も辞さずというような摂生の仕方をしておりました。


ん~(-_-;)

このやり方は今にして思えば、細胞や筋肉の異化(痩せる事によって起きる細胞や筋肉の破壊)を起こしてしまう訳でして、長い目で見ればその時の増えは抑えられても、免疫力を大きく下げる行為でよろしくないという事を知りました。

僕の場合は、1日2食な訳でして、その1回を抜くという事は、栄養状態を大きく下げてしまう事になりますね。

体重を計り、
「おお! 晩飯と明日の朝飯を食べたら間違いなく増え幅3キロ超えますよ(-_-;)」と思いながら、晩ご飯は食べるのをやめておきましょう。
そう思って、絶食を繰り返していました。
(透析患者は尿量が年数と共に減っていきますので、飲み食いした水分がそのまま体重になります。)

単純に医療者からの増えに対するプレッシャーの中で、こういう間違った摂生の仕方をしてしまう部分は多いですな。

結果として、体調が良くはならず、ディフェンシブな透析になり始めますね。
とにかく、体調が悪くならないようにと、極端に増えを抑え、それが栄養障害を引き起こし、免疫力の弱い体を作り上げてしまうのです。

透析では「アミノ酸」、「葉酸」、「ビタミンB6」などの栄養素も除去してしまいます。
かなり人体に重要な成分ですが、次の透析までにこれらをリカバリーできなければ、減る一方になってしまいます。

これらを積極的に取りに行き、毒素を多く抜く透析量の充実と、筋肉の低下を防ぐ運動の3点セットがオフェンシブな透析なのです。

そこに気付くまでに僕も時間がかかりました。

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人工透析は生活の全てが「透析の為」となりやすい

これは4時間透析でも同じ事が言えます。

一方で「増え幅」の問題も抱えており、食べる量や質を問うのはかなり難しいのですが、摂取水分量を極力下げ、食べる量とバランスを向上させれば、筋力も付きやすく、体内に多くの毒素を溜め込める強靭な体を作り上げる事が可能です。

しかし、これを仮に5時間透析に出来るのであれば、毒素の除去量を上げる事が出来、体内で多くの合併症を引き起こす様々な成分を溜め込みにくい状態に出来ますね。

この辺の知識を得たのは、僕もこの2年くらいなのですよ。

いや、実は昨年の11月までは、僕も4時間透析でしたので、人と会って食べたくても多少遠慮する思いがありました。

これは自分の為でもありますが、やはり「透析=摂生」という概念が長い透析生活で染み付いていたからです。

この概念は透析ではある意味大切な要素ではあります。
しかし、本当の近代透析からは実はかけ離れておりますね。

あくまで、体感やデータを分析しながら、どういった食事が必要か、そこをしっかり考えていかないといけません。

まあ、僕も長らくドライウェイト(透析の指針となる体重・基礎体重)がちょうど70キロになりましたが、増えが多くても少なくても、ドライウェイトの変更を起こしておりません。

これは1週間単位のカロリー摂取が毎週安定しているからです。

1回、1回の透析で体調の変化や血圧の変化を見ながら、微調整を加えてドライウェイトの変更をしなくても良いようにコントロールしております。

これが本当に良いかどうかは分かりませんが、現在、筋肉量も増え始めた事によって代謝量が増し、摂取できるカロリー数が少し伸びてきております。

そう言った事も加味しながら、きっちりやっていくほうが僕には合ってるからですな。

今は、アルブミンが下がるので、麺類を避け、肉や白米を中心に組み立てています。

そういう意味で、血液データをしっかり出してくれない病院では自己コントロールがやりづらくなってしまいますが、今の病院では透析前後のデータも出してくれますので、対処しやすくて助かります。

やる事が安定してくれば、透析に費やす時間を大きく減らす事が可能です。
1回4時間以上の透析を週3回以上行い、普段の生活でも透析主体の生活をやって行かなくてはならず、生活そのものが透析の為だけの生活になってしまいますね。

これによって、抑うつ状態を生む事も多いですからね。


異変を感じたら即病院。絶対的頼りになる主治医を見つけておく

現在、僕が気を付けている事は、何らかの異変を感じた時、すぐさま医師にかかるという事です。

一昨年、首の異所性石灰化で激痛となった時も、日曜日が絡んでいたため、医者にかかるのが遅れてしまいました。
その時に、痛み止め(ボルタレン)で改善したのですが、そんな薬で簡単に改善するものを長くほっといてたくさんの苦痛を味わってしまいました。

あれを避けたいのですね。

体調が悪い時は、他の大事なせ人生の時間が無駄になる上に、堪え性もなくなり、また思考もネガティブになってしまいます。

良い事が一切ありません(~_~;)

あはは(^◇^)
透析中に叫んだのは初めてでした。

あまりの首の痛さに、その時にいた技士さんにあたってしまいました。

何日もあの痛さを味わってしまいましたからな。

昨年の肩痛の時は、迷わず諸段階から主治医の診察を受けました。

とにかく、何か微妙な異変でも医者にかかるという、そういう習慣が出来ましたね。
それで、体調不良期間を少しでも短くする事が凄く大事だと感じました。

ただ、以前は、僕の場合は、主治医にあまり恵まれて無かった気もします。
異変で困った時に相談に乗ってくれる先生があまりいなかったですからね。

今は、良い主治医を得て、異変を感じたらスグに行く事が可能になりました。

こういうのも大事ですね。

一応、主治医のいる病院が遠いので、その病院に自力で行ける状態で診察を受けようというのは基本になりました。
最初の首痛の時は、痛すぎてタクシーで行きましたからね。

そこまで悪化してからですと、辛いだけになってしまいます。

体調さえ良ければ、精神的な負担も少なく、透析の事も忘れる事が出来、抑うつ状態などを起こしにくい健全な精神になりやすいです。

近代透析を素直に受け入れ、体感を重視し、至適透析と透析元気を手に入れる。
ここから、色んな事にチャレンジしていく時間と粘り強さが出来てきるのですな(*'▽')



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