いや、何度も言うようですが、透析を受け始めた頃は、僕は10年で死ぬと思っていたんですよね。
きっとボロボロになって唸りながら、そして世を恨みながら死んでいくと思ってたんですけど(-_-;)
生きてる・・・(*´Д`)
というか、2006年7月に透析導入してから11年半、今が最も元気になってしまいました。
下手したら、この15年くらいの間で1番元気になってしまってるかも知れません。
あの不安は一体なんだったんでしょう(; ̄Д ̄)
きっとボロボロになって唸りながら、そして世を恨みながら死んでいくと思ってたんですけど(-_-;)
生きてる・・・(*´Д`)
というか、2006年7月に透析導入してから11年半、今が最も元気になってしまいました。
下手したら、この15年くらいの間で1番元気になってしまってるかも知れません。
あの不安は一体なんだったんでしょう(; ̄Д ̄)
「透析=何も出来ない」という大きな間違い
今、この瞬間も、新たに透析導入となられる患者さんはいます。
そして、かつて僕が感じたように透析導入がまるで「余命宣告」でもされたかのような錯覚を抱いてる人も多いかと思いますな。
あはは(^◇^)
それ、間違ってますから(*'▽')
透析を11年半経験し、多くの透析仲間と出会ってきた僕が言ってるんで間違いありません。
そりゃあ、そうですよ。
周りにいる患者さんの多くは高齢者さんですよね。
寿命っていうのもありますから、あまりに高齢で透析導入された方は、確かにそこまで何十年もは生きられないかも知れません。
ただ、僕の周りには高齢者であっても80歳から透析導入して、今年93歳になられる婆ちゃん患者さんが今でも杖はついてますが元気に透析に通ってますよ。
55歳から透析導入した僕の同級生のお母さんは今年84歳ですが、間もなく透析30年を迎えます。
みんな元気にやってます。
そして、僕の透析仲間たちの中には、30年、40年透析を受けて来られたのに、まだまだ元気に活動していらっしゃる患者さんも多くいます。
透析導入者の導入年齢は年々伸びてきてますから、周りには高齢者さんが多いので錯覚を起こしやすくなります。
僕も、多くの先輩患者さんたちが旅立たれるところを見てきました。
もしも、不安に思うのであれば、透析導入直後から患者会があれば入ってみて下さい。
6月頃に県の患者会総会があります。
そこへ行ってみて下さい。
長期透析者表彰というのをほとんどの県腎協でやってます。
30年、35年、40年という長期透析に成功された患者さんがワンサカいるんですからな~(*'▽')
いや、実は、僕が透析導入した病院には「患者会(腎友会)」というものが無かったのでございます。
で、全国腎臓病協議会(略して全腎協)という全国の患者会組織があるのですが、そういう存在にもなかなか気付きませんでした。
初めて、「全腎協」という存在を知った時も、政府の機関か何かだと勘違いしてました(-_-;)
昨年の6月、初めて香川県の県腎協総会に行ってみたのですが、血液透析では全国的に遅れている香川県であっても、40年表彰者1名、35年表彰者7名、30年表彰者10名いらっしゃいました。
あら(-_-;)
元気に生きてますな~(^◇^)
「透析=余命宣告」というのがいかに錯覚であるかが分かります。
確かに、人生の中に週3回以上の人工透析(腹膜透析・血液透析など)を受けなくてはならなくなったという事実はあります。
ところが、加わったのはこれだけです。
現実は、透析を受けながらでもバリバリ働いている人はたくさんおります。
なのになぜ、「透析=余命宣告」というイメージになるのか?
それは、透析はまだまだ歴史が浅く、50年前ですと1回の透析時間が7時間以上であり、また地獄の苦しみの中で透析を受けて来られていたからです。
その当時のあまりに強烈な人工透析の印象が今でも残っているからですね。
しかし、時代は大きく進歩し、透析の機械も透析のシステムも、そして医療者さんのスキルも大きく伸びて来ております。
今では、元気に生きられる透析となっている訳ですね。
ん?
しかし、透析では食事制限や水分制限があって大変なのではないですか? とな(^◇^)
まずは透析に慣れる期間
まあ、僕が辿ってきた感覚で言うと(全ての患者さんには当てはまらないとは思いますが)、最初の透析導入から3年というのは透析に慣れる期間だと思いますな。
体が透析に順応するまでに半年くらいかかったと思います。
で、生活の中で「透析に行くのが当たり前」になって来るまで3年かかりました。
この時期は、まずは自分の体が今どうなっているのかを知る時期でもありますな。
血圧低下や足の攣りなど、不安な事も経験するでしょう。
そういった事がなぜ起こるのかを知る時期ですね。
そして、そこを突破しますとそこからは対策を練っていく時期に突入します。
どうやったら安息な透析を行えるかを知る時期でもあります。
透析患者さんでありながら透析医師でもある仙台の山羊先生曰く、「透析後何も起きないのが安息な透析」と言われます。
まあ、ここを目指していく事になると思います。
いや~、僕も透析後に血圧低下で悩む日々がずっと続きましたが、今はもうありません。
なぜ血圧低下がなくなったのか?
そして、透析11年半でなぜ1番元気な状態になれたのか? という問題ですな。
実は僕は現在通っている透析病院が3つ目の施設になります。
1つ目の透析導入病院では、全患者さんが一律して同じ透析を受けるというスタイルでした。
で、4時間透析で血液流量(QB・1分当たりの血を抜き取る量と血管内に戻す量)が200mlという透析を受けておりました。
2つ目の病院では、僕と他にもう1人の患者さんだけ5時間透析になりましたが、師長さんの定年後、5時間透析をやりづらい状態となりました。
今の病院では、同じ4時間透析でもQBが280という透析になりました。
更に昨年12月より6時間透析(週18時間以上の透析を長時間透析と言います)を受ける事になりました。
QBも280のままです。
4時間透析と激しい摂生生活で合併症だらけになってしまった(-_-;)
2015年11月、僕はネット世界に入ってきました。
そこで、人生を大きく変える事になっていくのです。
確かに以前、神戸などの病院では「6時間もの透析をやっている」という話はチラリホラリと聞いた事がありました。
当時は雲の上の話ですよね。
なんすか~(>_<)
6時間の透析って(-_-;)
4時間でもしんどいのに6時間なんて出来る訳ないだろ( `ー´)ノ
そんな風に思っていましたな~(^◇^)
懐かしい思い出ですな。
まあ、仮に当時、6時間透析をやりたいなどと言ったとしても、当時の病院ではやってくれないでしょうけどね。
ネット世界に入って来て段々と見えてきたのは、病院によって透析が全く違うという現象でした。
あら(-_-;)
僕が過去に経験した病院と透析が違い過ぎるという現象ですな。
必死で摂生し、食のストレスが当たり前になっておりました。
しかし、その行為が実は元気に長く生きていく透析に決してつながるものでは無いという現実に突き当たったのです。
腹減ったぁ~(-_-;)
腹減ったなぁ~(-_-;)
そして、ガムをかむ。
アメをなめる。
そんな生活を続けておりました。
僕はやがて知る事になるのです。
透析病院によって「元気に生きられる期間」が10年以上開きがある事に。
確かに長期透析者表彰で表彰を受けてる患者さんは、ある一部の病院に偏っているという現実がありました。
そうなんです。
病院によって「透析(ここでは血液透析)」に対する考え方、食事に対する考え方が全然違っている訳ですな。
僕は長らく4時間QB200という透析でしっかり摂生する透析の仕方を教わって来て実践しておりました。
その結果、透析10年で心臓にステント2個、腎臓癌・右腎全摘出、十二指腸ポリープ、手根管症候群、首・肩などに異所性石灰化という透析の合併症を経験しました。
ところがですな、僕の知り合いで僕と同じ38歳から22年もの長きに渡り透析を受けて来られた患者さんは、手根管症候群すら起きておりません。
ん?
なんでですか?
聞いてみますと、早くから透析時間の事に気付き、透析時間を延ばせる病院に転院して透析を受けているという事でした。
えっ?
どのくらい透析してるんですか? と聞いてみますと、
「ここ15年は5時間以上の透析で、現在はオーバーナイト透析(夜寝ている間に朝まで透析)で8時間の透析を受けているという事でした。
ん~(-_-;)
オーバーナイト透析ったって、香川では無いしなぁ(-_-;)
そんな中、僕はそういう透析をしてる患者さんを求めて、ソーシャルで仲良くなった患者さんたちに東京まで会いに行ったのです。
そこで見た光景は衝撃的なものでした。
多くの在宅透析(家で血液透析を行うスタイル・外来と比べて自由度が高くやる気になればいくらでも透析ができてしまう)患者さんと出会い、その顔の肌つやや、活力の違い、また精神的な強さなど、余りに僕と差がついてる事に気付きました。
あっら~(-_-;)
こりゃ、僕はヤバイ状態になってるぞ。
と悟った訳ですな。
そこで、過度の摂生をやめ、血液データの目標値をリン4&カリウム4から「リン5以上&カリウム5」に変え、少し食べる量を増やして見たところ、僕も活力が出て来はじめました。
まあ、この時は4時間透析QB280の透析でした。
QBが200→280になってる事で、多少他の患者さんよりはリンやカリウムが上がりにくくなってはいますが、やはり食べる量を増やすと必然的に増え幅の問題が出て来ますな。
増え過ぎると確かに透析後に影響してしまう訳です。
増え幅を抑えて透析を受けたいのはやまやまなんですが、食事量を増やすとどうしても増えが大きくなりますよね。
ん~(-_-;)
やはり透析量か。
僕の増えなら5時間くらい透析しないと除水しきれないな? というのがあり、5時間透析を目指して主治医に聞いてみたところ、意外にも6時間透析が受けられる事になるのですな。
これが驚くべき事になっていきます。
透析はすでに長く元気で生きられる時代となっていた(*'▽')
まず、4時間でもしんどいのに6時間なんて出来る訳がないと思っていたのですが、今となってみると6時間透析のほうが全然ラクでした。
そんな訳あるかい( `ー´)ノ
という人は多いでしょうな(^◇^)
体が強くなるんですよね(*'▽')
とにかく、体が軽くなって運動量が増えます。
4時間透析時代は少し動くと息が切れたり足腰が重くなっていました。
恐らく10年以上の透析で血圧低下などもあって運動量が落ち、筋肉も低下。
また、過度の摂生により体力そのものも無くなっていたのでしょう。
6時間透析を受けてみたら、体が軽い(^◇^)
足がスタスタといくらでも速足で歩け、全然疲れませ~ん(*'▽')
気持ち良いので歩きまくってるうちに脚力や体力が上がってきたのでしょうな。
今じゃ、6時間透析終盤でまだ2~3時間透析できそうだ! という感じになってしまいました(*'▽')
しかもですな、食べられる訳です。
4時間透析時代は除水限界が僕の場合は3.6キロでした。
時間当たり900ccです。
しかし、これはかなりキツかったですな。
出来れば増え幅を2.4キロくらいまでに押さえて楽な透析にしたいとなってました。
今は6時間透析で3.9キロ除水を限界と設定してるんですが、時間当たりは650ccで全く問題無く楽に除水できます。
なので、4キロ増えくらいは全く問題無いのですな。
食べられる訳です。
しかも、6時間も透析してるとリンやカリウムがダダ減りなんですよね(^◇^)
なので、リンやカリウムが多く含まれる、これまでは避けていた食べ物が食べられるんですよ(*'▽')
チーズにイチゴ、パイナップルに豆、レバーに小魚や野菜(*'▽')
うめ~(^◇^)
そんなに食べてもリン3.3、カリウム4.8
あはは(^◇^)
こんだけ食べても増え4キロで全然問題が起きねぇ~(*'▽')
透析も楽だしだし食べるんで活力もあるし体も軽い(^◇^)
今までの透析は一体なんだったんだ(-_-;)
血圧低下も起きないし、透析後、問題無く体重計に乗れにいけますな~(*'▽')
栄養バランスを考えて(一般人同様に)食べるんで栄養障害問題が解決し、体調が良すぎる(^◇^)
除水の問題もなくなった。
なるほど~(*'▽')
これが長時間透析ってヤツか。
まあ、こんな風に大きく変わってしまいました。
透析でヘタレてたあの日々は一体なんだったのでしょうな。
ん~(-_-;)
無駄に10年も過ごしてしまったと思ってしまいますよね。
さて、みなさんは僕のこれまでの11年半の透析生活を見てきて一体何を思うでしょうか?
早速、僕の体験談を聞いて6時間透析をやってみたら、圧倒的な違いを感じたという声もチラリホラリと聞こえて来ていますよ(*'▽')
えっ?
透析では食事制限や水分制限が厳しいので大変じゃないですか?
ん?
何時代の透析の話なのでしょうか?
出来る病院が限られてきますので、今、このブログを読んだ瞬間があなたの人生を自分自身で大きく変えていくチャンスなのです(*'▽')
在宅透析、オーバーナイト透析(もしくは7~8時間透析)、6時間透析、5時間透析。
体格やQOL(闘病者の生活満足度)と相談しながら出来るレベルで始めていくと良いですよ(*'▽')
スポンサーリンク今、この瞬間も、新たに透析導入となられる患者さんはいます。
そして、かつて僕が感じたように透析導入がまるで「余命宣告」でもされたかのような錯覚を抱いてる人も多いかと思いますな。
あはは(^◇^)
それ、間違ってますから(*'▽')
透析を11年半経験し、多くの透析仲間と出会ってきた僕が言ってるんで間違いありません。
そりゃあ、そうですよ。
周りにいる患者さんの多くは高齢者さんですよね。
寿命っていうのもありますから、あまりに高齢で透析導入された方は、確かにそこまで何十年もは生きられないかも知れません。
ただ、僕の周りには高齢者であっても80歳から透析導入して、今年93歳になられる婆ちゃん患者さんが今でも杖はついてますが元気に透析に通ってますよ。
55歳から透析導入した僕の同級生のお母さんは今年84歳ですが、間もなく透析30年を迎えます。
みんな元気にやってます。
そして、僕の透析仲間たちの中には、30年、40年透析を受けて来られたのに、まだまだ元気に活動していらっしゃる患者さんも多くいます。
透析導入者の導入年齢は年々伸びてきてますから、周りには高齢者さんが多いので錯覚を起こしやすくなります。
僕も、多くの先輩患者さんたちが旅立たれるところを見てきました。
もしも、不安に思うのであれば、透析導入直後から患者会があれば入ってみて下さい。
6月頃に県の患者会総会があります。
そこへ行ってみて下さい。
長期透析者表彰というのをほとんどの県腎協でやってます。
30年、35年、40年という長期透析に成功された患者さんがワンサカいるんですからな~(*'▽')
いや、実は、僕が透析導入した病院には「患者会(腎友会)」というものが無かったのでございます。
で、全国腎臓病協議会(略して全腎協)という全国の患者会組織があるのですが、そういう存在にもなかなか気付きませんでした。
初めて、「全腎協」という存在を知った時も、政府の機関か何かだと勘違いしてました(-_-;)
昨年の6月、初めて香川県の県腎協総会に行ってみたのですが、血液透析では全国的に遅れている香川県であっても、40年表彰者1名、35年表彰者7名、30年表彰者10名いらっしゃいました。
あら(-_-;)
元気に生きてますな~(^◇^)
「透析=余命宣告」というのがいかに錯覚であるかが分かります。
確かに、人生の中に週3回以上の人工透析(腹膜透析・血液透析など)を受けなくてはならなくなったという事実はあります。
ところが、加わったのはこれだけです。
現実は、透析を受けながらでもバリバリ働いている人はたくさんおります。
なのになぜ、「透析=余命宣告」というイメージになるのか?
それは、透析はまだまだ歴史が浅く、50年前ですと1回の透析時間が7時間以上であり、また地獄の苦しみの中で透析を受けて来られていたからです。
その当時のあまりに強烈な人工透析の印象が今でも残っているからですね。
しかし、時代は大きく進歩し、透析の機械も透析のシステムも、そして医療者さんのスキルも大きく伸びて来ております。
今では、元気に生きられる透析となっている訳ですね。
ん?
しかし、透析では食事制限や水分制限があって大変なのではないですか? とな(^◇^)
まずは透析に慣れる期間
まあ、僕が辿ってきた感覚で言うと(全ての患者さんには当てはまらないとは思いますが)、最初の透析導入から3年というのは透析に慣れる期間だと思いますな。
体が透析に順応するまでに半年くらいかかったと思います。
で、生活の中で「透析に行くのが当たり前」になって来るまで3年かかりました。
この時期は、まずは自分の体が今どうなっているのかを知る時期でもありますな。
血圧低下や足の攣りなど、不安な事も経験するでしょう。
そういった事がなぜ起こるのかを知る時期ですね。
そして、そこを突破しますとそこからは対策を練っていく時期に突入します。
どうやったら安息な透析を行えるかを知る時期でもあります。
透析患者さんでありながら透析医師でもある仙台の山羊先生曰く、「透析後何も起きないのが安息な透析」と言われます。
まあ、ここを目指していく事になると思います。
いや~、僕も透析後に血圧低下で悩む日々がずっと続きましたが、今はもうありません。
なぜ血圧低下がなくなったのか?
そして、透析11年半でなぜ1番元気な状態になれたのか? という問題ですな。
実は僕は現在通っている透析病院が3つ目の施設になります。
1つ目の透析導入病院では、全患者さんが一律して同じ透析を受けるというスタイルでした。
で、4時間透析で血液流量(QB・1分当たりの血を抜き取る量と血管内に戻す量)が200mlという透析を受けておりました。
2つ目の病院では、僕と他にもう1人の患者さんだけ5時間透析になりましたが、師長さんの定年後、5時間透析をやりづらい状態となりました。
今の病院では、同じ4時間透析でもQBが280という透析になりました。
更に昨年12月より6時間透析(週18時間以上の透析を長時間透析と言います)を受ける事になりました。
QBも280のままです。
4時間透析と激しい摂生生活で合併症だらけになってしまった(-_-;)
2015年11月、僕はネット世界に入ってきました。
そこで、人生を大きく変える事になっていくのです。
確かに以前、神戸などの病院では「6時間もの透析をやっている」という話はチラリホラリと聞いた事がありました。
当時は雲の上の話ですよね。
なんすか~(>_<)
6時間の透析って(-_-;)
4時間でもしんどいのに6時間なんて出来る訳ないだろ( `ー´)ノ
そんな風に思っていましたな~(^◇^)
懐かしい思い出ですな。
まあ、仮に当時、6時間透析をやりたいなどと言ったとしても、当時の病院ではやってくれないでしょうけどね。
ネット世界に入って来て段々と見えてきたのは、病院によって透析が全く違うという現象でした。
あら(-_-;)
僕が過去に経験した病院と透析が違い過ぎるという現象ですな。
必死で摂生し、食のストレスが当たり前になっておりました。
しかし、その行為が実は元気に長く生きていく透析に決してつながるものでは無いという現実に突き当たったのです。
腹減ったぁ~(-_-;)
腹減ったなぁ~(-_-;)
そして、ガムをかむ。
アメをなめる。
そんな生活を続けておりました。
僕はやがて知る事になるのです。
透析病院によって「元気に生きられる期間」が10年以上開きがある事に。
確かに長期透析者表彰で表彰を受けてる患者さんは、ある一部の病院に偏っているという現実がありました。
そうなんです。
病院によって「透析(ここでは血液透析)」に対する考え方、食事に対する考え方が全然違っている訳ですな。
僕は長らく4時間QB200という透析でしっかり摂生する透析の仕方を教わって来て実践しておりました。
その結果、透析10年で心臓にステント2個、腎臓癌・右腎全摘出、十二指腸ポリープ、手根管症候群、首・肩などに異所性石灰化という透析の合併症を経験しました。
ところがですな、僕の知り合いで僕と同じ38歳から22年もの長きに渡り透析を受けて来られた患者さんは、手根管症候群すら起きておりません。
ん?
なんでですか?
聞いてみますと、早くから透析時間の事に気付き、透析時間を延ばせる病院に転院して透析を受けているという事でした。
えっ?
どのくらい透析してるんですか? と聞いてみますと、
「ここ15年は5時間以上の透析で、現在はオーバーナイト透析(夜寝ている間に朝まで透析)で8時間の透析を受けているという事でした。
ん~(-_-;)
オーバーナイト透析ったって、香川では無いしなぁ(-_-;)
そんな中、僕はそういう透析をしてる患者さんを求めて、ソーシャルで仲良くなった患者さんたちに東京まで会いに行ったのです。
そこで見た光景は衝撃的なものでした。
多くの在宅透析(家で血液透析を行うスタイル・外来と比べて自由度が高くやる気になればいくらでも透析ができてしまう)患者さんと出会い、その顔の肌つやや、活力の違い、また精神的な強さなど、余りに僕と差がついてる事に気付きました。
あっら~(-_-;)
こりゃ、僕はヤバイ状態になってるぞ。
と悟った訳ですな。
そこで、過度の摂生をやめ、血液データの目標値をリン4&カリウム4から「リン5以上&カリウム5」に変え、少し食べる量を増やして見たところ、僕も活力が出て来はじめました。
まあ、この時は4時間透析QB280の透析でした。
QBが200→280になってる事で、多少他の患者さんよりはリンやカリウムが上がりにくくなってはいますが、やはり食べる量を増やすと必然的に増え幅の問題が出て来ますな。
増え過ぎると確かに透析後に影響してしまう訳です。
増え幅を抑えて透析を受けたいのはやまやまなんですが、食事量を増やすとどうしても増えが大きくなりますよね。
ん~(-_-;)
やはり透析量か。
僕の増えなら5時間くらい透析しないと除水しきれないな? というのがあり、5時間透析を目指して主治医に聞いてみたところ、意外にも6時間透析が受けられる事になるのですな。
これが驚くべき事になっていきます。
透析はすでに長く元気で生きられる時代となっていた(*'▽')
まず、4時間でもしんどいのに6時間なんて出来る訳がないと思っていたのですが、今となってみると6時間透析のほうが全然ラクでした。
そんな訳あるかい( `ー´)ノ
という人は多いでしょうな(^◇^)
体が強くなるんですよね(*'▽')
とにかく、体が軽くなって運動量が増えます。
4時間透析時代は少し動くと息が切れたり足腰が重くなっていました。
恐らく10年以上の透析で血圧低下などもあって運動量が落ち、筋肉も低下。
また、過度の摂生により体力そのものも無くなっていたのでしょう。
6時間透析を受けてみたら、体が軽い(^◇^)
足がスタスタといくらでも速足で歩け、全然疲れませ~ん(*'▽')
気持ち良いので歩きまくってるうちに脚力や体力が上がってきたのでしょうな。
今じゃ、6時間透析終盤でまだ2~3時間透析できそうだ! という感じになってしまいました(*'▽')
しかもですな、食べられる訳です。
4時間透析時代は除水限界が僕の場合は3.6キロでした。
時間当たり900ccです。
しかし、これはかなりキツかったですな。
出来れば増え幅を2.4キロくらいまでに押さえて楽な透析にしたいとなってました。
今は6時間透析で3.9キロ除水を限界と設定してるんですが、時間当たりは650ccで全く問題無く楽に除水できます。
なので、4キロ増えくらいは全く問題無いのですな。
食べられる訳です。
しかも、6時間も透析してるとリンやカリウムがダダ減りなんですよね(^◇^)
なので、リンやカリウムが多く含まれる、これまでは避けていた食べ物が食べられるんですよ(*'▽')
チーズにイチゴ、パイナップルに豆、レバーに小魚や野菜(*'▽')
うめ~(^◇^)
そんなに食べてもリン3.3、カリウム4.8
あはは(^◇^)
こんだけ食べても増え4キロで全然問題が起きねぇ~(*'▽')
透析も楽だしだし食べるんで活力もあるし体も軽い(^◇^)
今までの透析は一体なんだったんだ(-_-;)
血圧低下も起きないし、透析後、問題無く体重計に乗れにいけますな~(*'▽')
栄養バランスを考えて(一般人同様に)食べるんで栄養障害問題が解決し、体調が良すぎる(^◇^)
除水の問題もなくなった。
なるほど~(*'▽')
これが長時間透析ってヤツか。
まあ、こんな風に大きく変わってしまいました。
透析でヘタレてたあの日々は一体なんだったのでしょうな。
ん~(-_-;)
無駄に10年も過ごしてしまったと思ってしまいますよね。
さて、みなさんは僕のこれまでの11年半の透析生活を見てきて一体何を思うでしょうか?
早速、僕の体験談を聞いて6時間透析をやってみたら、圧倒的な違いを感じたという声もチラリホラリと聞こえて来ていますよ(*'▽')
えっ?
透析では食事制限や水分制限が厳しいので大変じゃないですか?
ん?
何時代の透析の話なのでしょうか?
出来る病院が限られてきますので、今、このブログを読んだ瞬間があなたの人生を自分自身で大きく変えていくチャンスなのです(*'▽')
在宅透析、オーバーナイト透析(もしくは7~8時間透析)、6時間透析、5時間透析。
体格やQOL(闘病者の生活満足度)と相談しながら出来るレベルで始めていくと良いですよ(*'▽')
コメント
コメント一覧 (10)
昨日は透析前に検査があったので早めに透析スタートになりオーバーナイト9時間回してきました。最近、やっと寝れる時間が増えてきてちょっと嬉しいです。 透析医療の格差に唖然としますよね… 私も散々な事も経験しながら闘ってきた1人。無知なスタッフが自信満々に言うんだから。信用してしまいます。患者側も賢くならないといけませんよね。
楽せず自分で学んでいくのが大事かと…
自分の命、人生ですから。
全国 どこでも治療法を選択できる様になれば良いなぁ思います。→この思いと、パワハラの実態を、以前 議員にも意見した事がありますが 完全スルーされた事あります笑 挙句、大阪市内の相談先をあちこち提示されましたが、結局たらい回しされ( ; ; ) 悔しくて大声出して泣いた事もありました。
こうやって 生きるために努力重ねました。だから無知で楽してる人を見るとイラッとしちゃいます笑
努力してる分、楽しんで生きたいですね。
後、頑張って努力しながら生きてる人のブログに 様々批判する輩の気持ちが私にはわかりません。吐き出したり 意見して 良いです。それこそ、言論の自由ですし。 正々堂々と反論するべきです。
生きること自体大変。
ハンディーを持ちながら生きることはさらに忍耐も要りますし。
苦労した人は人に寄り添う事も出来るはず。病があるから強くなれた気もします!
自分自身に負けず朗らかに頑張りたいです。
うちのクリニックでは4時間透析なんですが30年選手が3~4人います
患者が優秀なんですかねwww
食事は、糖尿病の20〜30才代よりは、透析に入った40才代の方が遥かにっていうか、バカみたいに楽になりました。ただ20才からの習慣は恐ろしいモンで量的には、それ程イケません。
食事制限?モチロンやってますけど?
自分に酔うマゾヒストのように厳しくストイックになんかやってませんけどね(笑)
それでも、体重増加量と血液検査結果もまぁ問題なしです。
確かに透析導入してすぐは、中2日で4キロ超えなんてことも多かったですけど、慣れてきたんですかね?自分としては満足する量を食べていても大丈夫になりました。
おお!
9時間回しましたか(^◇^)
確かに。
間違った知識を教わっていた部分もありますよね~。
人によっていう事が違っていたりだとか(-_-;)
そうなんですよね。
外部に話を持って行っても、病院の政治力は強いですからね。
証拠だ何だと、イチ個人では完全に勝てません。
事実がもみ消される事や、場合によってはあらぬ罪を着せられるような事もあります。
理不尽な事も多いですが、一方で力になってくれる病院もありますよね。
この病院格差問題はいかんともしがたいですが、やはり患者が賢くなる以外に道はないのかも知れません。
いいですね~(*'▽')
朗らかに頑張る。
ここに全ての答えがありそうですね(^◇^)
おお!
ナイスなツッコミ(^◇^)
4時間QB200の透析でも成果を出している病院はあるんですよね。
その秘密はまた書きたいと思います(*'▽')
そうですね~。
1度習慣化してしまうと、なかなか戻りませんね。
今でもリンやカリウム含有量の多い食品は避ける傾向がまだ続いております(-_-;)
今はもうなくなりましたが、一時は飲み物が飲み込めないという弊害を持ってました(^◇^)
あはは(^◇^)
マエケンさんは、食事制限してる雰囲気がまるでなく見えますよね(*'▽')
そういう風に見える事自体が実はすごく大事だと思います。
確かに、腹8分目とかそういう大事な健康要素はありますが、元々4時間透析の制限の仕方は健康維持できるレベルに程遠い内容だと思いますな~(*'▽')
あれを続けたら、そりゃ、体が駄目になるのは誰でも分かりますよね。
R-1は一時し常用してました(*'▽')
確かに免疫力に効果を感じましたね。
ただし、ある程度乗用しないと効果が出にくい感じも受けました。
最近はヨーグルト系としては比較的リンが少ないとして「ラブレ」のほうを愛用しております。