まあ、普通に考えれば、小魚だったり、豆類だったり、乳製品だったり、更に野菜や果物が駄目なのが透析患者なのですよね。
体に良さそうなモノばかりが駄目という珍しい病気ですな。
リンやカリウム摂取を控えなければなりませんから。
おしっこが出ないため、体重の増え幅の問題もあり、量が食べられませんね。
そのため、脂っこい食べ物などでカロリーを取らないとたちまちカロリー不足ですから(-_-;)
体に良さそうなモノばかりが駄目という珍しい病気ですな。
リンやカリウム摂取を控えなければなりませんから。
おしっこが出ないため、体重の増え幅の問題もあり、量が食べられませんね。
そのため、脂っこい食べ物などでカロリーを取らないとたちまちカロリー不足ですから(-_-;)
透析量と栄養量
僕も透析を受け始めて、最初の5年で20キロもドライウェイトが下がりました。
まあ、太ってた(今も?)訳ですから、痩せるのは有難いんですが、食生活的にカロリーが足りていないですから。
どうしても、増え幅を気にしながらの食生活ですと、痩せていきますよね。
同時に体に良さそうな食品を控える訳です。
こういう食生活を健康な人がやれば間違いなくあの世ですな。
透析でも、昔とは違って来ていて、透析膜の性能も上がってます。
で、その分、栄養も多く持っていかれる訳ですから、口からの栄養摂取がいかに大事かが分かってきます。
透析患者の食生活というのは、僕が透析を受け始めた11年半前に教わったモノを今も教えてる病院が多いです。
が、当時から透析も進化してきてますな~(^◇^)
という事はですよ、食生活も少し変わって来てると思うんです。
リンの問題にしても、昔なら少しリンが高い状態でも二次性副甲状腺亢進症で副甲状腺の摘出手術になる事が多かった訳ですが、いつからか「レグパラ」というあの緑の薬が出てからは、手術になる患者さんが激減しました。
更に、2005年以降、長時間透析が世に広がり始めて、リンの上昇の問題が減って来ました。
僕もね、透析導入病院時代は、主治医はリン4台くらいが良いと言ってたんですが、透析療法指導看護師の方は、
「リンは5~6くらいが良いよ~。」って言ってました。
この辺は今にして思えば、時代に即応してるか否かという問題だと思いますね。
昔は、二次性副甲状腺亢進症で手術になる事が多かったので、リン4くらいで良かったと思うんですが、今はむしろ栄養摂取の観点からリン5~6でも問題無いと思われます。
この辺の時代の変遷について行けてない(勉強してない医師)医師も多いですから。
過去の知識を現代透析でも振りかざす訳です。
で、そういう病院の患者さんの死亡率の高さね(-_-;)
結果が出てしまってますね。
いつからか、透析は「透析を受けたら5年」という時代ではなくなり、20年、30年、40年生きられる患者さんが続出してきました。
これによって、長く透析を受けてる患者さんが増え、栄養不足による疾患の量が増えた訳ですな。
今は、この「栄養不足」というのが最大のポイントとして、透析界では熱く議論されています。
この時代の変遷に気付かず、いつまでも旧来のやりかたを繰り返す患者さんの中に、栄養不足で疾患だらけになってしまう患者さんが増えてきてるんですな。
もちろん、除水量の問題は残されてますので、ただ食べれば良いだけではなく、それに見合う透析量が重要となってしまいました。
ん~(-_-;)
僕も、昨年の冬はよく風邪をひいてました。
やはり、長い透析生活で免疫力が下がったのでしょうな。
ところが、今年は風邪ひきませ~ん。
昨日も、朝、喉が痛くて「風邪だな。」と思ったんですが、昨日のうちに治ってしまいました。
このところ、栄養バランスを考えよく食べてますからな~。
おお!
免疫力がアップしてるんか(*'▽')
僕の通う病院は、4時間透析の方も多いです。
5時間の方もかなりいますし、僕を含め4人が6時間透析をやってます。
長い透析で痩せこけ、ボロボロになっていく患者さんを横目に、僕ら透析時間を延ばしてる患者さんの元気っぷりばかりが目につきます。
そりゃ、そうでしょう(*'▽')
と思いますよ。
食べてますもん(^◇^)
健康な人でも食が細くなってボロボロになる人はたくさん見かけます。
「元気になりたきゃ食べろ!」とそういう人には言いますよね。
ん?
そうなんですよ。
摂生しなきゃいけない状態である事が、透析患者の体を蝕んでるのではないか? という疑問が生まれませんか?
まあ、体の小さい患者さんですと、体液量が少ないので、4時間透析でもかなり透析が足りてるという場合もありそうですが、僕のように70キロもあると、4時間じゃバランスの良い食事に透析が対応できませんからな。
そういう意味も含めて、食べて健康な体を作りたければ、どうしても透析量に言及すべきポイントがあるようですな。
食べなきゃ、筋肉も落ちるよネ
まあ、普通に考えれば、少ない食事量では、筋肉などの衰えも起きてしまいますね。
運動しても筋肉が付きにくくなるという問題があります。
それでなくても僕ら、透析中横になってますからね(ベッドの場合)。
じっとしてれば筋肉は異化するのが当然ですから。
最近はエルゴメーターなどの運動器具を使う病院も増えて来てるようです。
しかし、食べずにいくら運動しても効果は半減以下ですから。
そうした問題もあるのですよ。
更に、透析で栄養が持っていかれる訳なので、透析を受けるたびに1回、栄養不足状態が起きると考えたほうが良いかも知れません。
リセットされてしまう感じでしょうか?
僕なんかは、透析中、飲食禁止の病院で過去透析してきた関係で、透析中ってお腹が減るんですよね(-_-;)
という事は、やはり脳が栄養を求めてる訳ですな。
脳が指令を出すという事は、体に栄養が足りていないという事なのでは?
となります。
ん?
今、僕は6時間透析なんですが、透析中にお腹が減る事がありませんな。
透析中はアメすら食べてないんですが(-_-;)
これは脳から指令が出てませんので、栄養が足りてるんか? とも言えます。
普段、たくさん食べてますんで。
僕自身は体感重視派なので、体感を1番大事にしてますから。
欲してるモノを食べたいですからな~(^◇^)
よく食べ、良く寝る。(バランスの良い食事と質の高い睡眠)
健康の指針ですから。
今はよく食べてますが、野菜量が増えたおかげでカロリー自体は上がっていません。(4時間透析以下の人は高カリウムの問題が出ます)
新時代の透析食生活なのでは?
こう言いますと、「あれ?透析の摂生って何なの?」ってなってしまいますな。
まあ、あくまで僕の感想ですが、4時間透析時代のあの摂生生活はとてもじゃないですが、体に良いとは思えません。
返って死期を早めてる感じを受けてました。
そうしないと、透析がうまくいかないのでやってるだけ。
10年経ったら死ぬから、まあ、いいか。的な発想でやってました。
しかし、透析時間を延ばしたら、透析もうまくいくようになりました。
ここですな。
あれだけ悩みだった血圧低下の頻度も下がるし、自分でも皮膚が健康的になってきてると思います。
更に風邪などをひかない強さも出て来ました。
除水量は増えまくりですが、透析時間が長いので、全く問題無く引けてます。
一応ですな、今週からは除水量最大値を3900ccにしました。
時間当たり650ccの計算です。
3900ccも引いていながら、体に負担がかかっていませんね。
むしろ、増えが1600ccだった時は、翌日体調不良が起きました。
(恐らく、低リンか低カリウムが起きてた可能性があるのでは?)
という事は、食べた方が良い感じになってるので、僕はその体感に従うのみです。
とにかく、今は歩けますね。
スグ息切れしたり、足がだるかったりしてましたが、今は何も起きないのでいくらでも歩けてしまいます。
ただ単に生きたい訳ではなく、元気であって欲しいですから。
透析時間を延ばし、たくさん食べてたくさん動くというのがいかに凄い療法だったかを思い知りました。
昨年、11月に長時間透析研究会を拝聴し、僕も運良く週3回、1回6時間の透析となり、週18時間以上という長時間透析の定義に入る透析となりました。
あの会で出てた演題で、多くの患者さんたちが実感していた事が、僕の身にも起きております。
だって、人生のメインは透析じゃありませんから。
私生活を充実させるには、「元気」が必要ですからね。
透析の後遺症で、血圧やその他の問題が出ない事がこれほど有難いとは・・・(^◇^)
スポンサーリンク僕も透析を受け始めて、最初の5年で20キロもドライウェイトが下がりました。
まあ、太ってた(今も?)訳ですから、痩せるのは有難いんですが、食生活的にカロリーが足りていないですから。
どうしても、増え幅を気にしながらの食生活ですと、痩せていきますよね。
同時に体に良さそうな食品を控える訳です。
こういう食生活を健康な人がやれば間違いなくあの世ですな。
透析でも、昔とは違って来ていて、透析膜の性能も上がってます。
で、その分、栄養も多く持っていかれる訳ですから、口からの栄養摂取がいかに大事かが分かってきます。
透析患者の食生活というのは、僕が透析を受け始めた11年半前に教わったモノを今も教えてる病院が多いです。
が、当時から透析も進化してきてますな~(^◇^)
という事はですよ、食生活も少し変わって来てると思うんです。
リンの問題にしても、昔なら少しリンが高い状態でも二次性副甲状腺亢進症で副甲状腺の摘出手術になる事が多かった訳ですが、いつからか「レグパラ」というあの緑の薬が出てからは、手術になる患者さんが激減しました。
更に、2005年以降、長時間透析が世に広がり始めて、リンの上昇の問題が減って来ました。
僕もね、透析導入病院時代は、主治医はリン4台くらいが良いと言ってたんですが、透析療法指導看護師の方は、
「リンは5~6くらいが良いよ~。」って言ってました。
この辺は今にして思えば、時代に即応してるか否かという問題だと思いますね。
昔は、二次性副甲状腺亢進症で手術になる事が多かったので、リン4くらいで良かったと思うんですが、今はむしろ栄養摂取の観点からリン5~6でも問題無いと思われます。
この辺の時代の変遷について行けてない(勉強してない医師)医師も多いですから。
過去の知識を現代透析でも振りかざす訳です。
で、そういう病院の患者さんの死亡率の高さね(-_-;)
結果が出てしまってますね。
いつからか、透析は「透析を受けたら5年」という時代ではなくなり、20年、30年、40年生きられる患者さんが続出してきました。
これによって、長く透析を受けてる患者さんが増え、栄養不足による疾患の量が増えた訳ですな。
今は、この「栄養不足」というのが最大のポイントとして、透析界では熱く議論されています。
この時代の変遷に気付かず、いつまでも旧来のやりかたを繰り返す患者さんの中に、栄養不足で疾患だらけになってしまう患者さんが増えてきてるんですな。
もちろん、除水量の問題は残されてますので、ただ食べれば良いだけではなく、それに見合う透析量が重要となってしまいました。
ん~(-_-;)
僕も、昨年の冬はよく風邪をひいてました。
やはり、長い透析生活で免疫力が下がったのでしょうな。
ところが、今年は風邪ひきませ~ん。
昨日も、朝、喉が痛くて「風邪だな。」と思ったんですが、昨日のうちに治ってしまいました。
このところ、栄養バランスを考えよく食べてますからな~。
おお!
免疫力がアップしてるんか(*'▽')
僕の通う病院は、4時間透析の方も多いです。
5時間の方もかなりいますし、僕を含め4人が6時間透析をやってます。
長い透析で痩せこけ、ボロボロになっていく患者さんを横目に、僕ら透析時間を延ばしてる患者さんの元気っぷりばかりが目につきます。
そりゃ、そうでしょう(*'▽')
と思いますよ。
食べてますもん(^◇^)
健康な人でも食が細くなってボロボロになる人はたくさん見かけます。
「元気になりたきゃ食べろ!」とそういう人には言いますよね。
ん?
そうなんですよ。
摂生しなきゃいけない状態である事が、透析患者の体を蝕んでるのではないか? という疑問が生まれませんか?
まあ、体の小さい患者さんですと、体液量が少ないので、4時間透析でもかなり透析が足りてるという場合もありそうですが、僕のように70キロもあると、4時間じゃバランスの良い食事に透析が対応できませんからな。
そういう意味も含めて、食べて健康な体を作りたければ、どうしても透析量に言及すべきポイントがあるようですな。
食べなきゃ、筋肉も落ちるよネ
まあ、普通に考えれば、少ない食事量では、筋肉などの衰えも起きてしまいますね。
運動しても筋肉が付きにくくなるという問題があります。
それでなくても僕ら、透析中横になってますからね(ベッドの場合)。
じっとしてれば筋肉は異化するのが当然ですから。
最近はエルゴメーターなどの運動器具を使う病院も増えて来てるようです。
しかし、食べずにいくら運動しても効果は半減以下ですから。
そうした問題もあるのですよ。
更に、透析で栄養が持っていかれる訳なので、透析を受けるたびに1回、栄養不足状態が起きると考えたほうが良いかも知れません。
リセットされてしまう感じでしょうか?
僕なんかは、透析中、飲食禁止の病院で過去透析してきた関係で、透析中ってお腹が減るんですよね(-_-;)
という事は、やはり脳が栄養を求めてる訳ですな。
脳が指令を出すという事は、体に栄養が足りていないという事なのでは?
となります。
ん?
今、僕は6時間透析なんですが、透析中にお腹が減る事がありませんな。
透析中はアメすら食べてないんですが(-_-;)
これは脳から指令が出てませんので、栄養が足りてるんか? とも言えます。
普段、たくさん食べてますんで。
僕自身は体感重視派なので、体感を1番大事にしてますから。
欲してるモノを食べたいですからな~(^◇^)
よく食べ、良く寝る。(バランスの良い食事と質の高い睡眠)
健康の指針ですから。
今はよく食べてますが、野菜量が増えたおかげでカロリー自体は上がっていません。(4時間透析以下の人は高カリウムの問題が出ます)
新時代の透析食生活なのでは?
こう言いますと、「あれ?透析の摂生って何なの?」ってなってしまいますな。
まあ、あくまで僕の感想ですが、4時間透析時代のあの摂生生活はとてもじゃないですが、体に良いとは思えません。
返って死期を早めてる感じを受けてました。
そうしないと、透析がうまくいかないのでやってるだけ。
10年経ったら死ぬから、まあ、いいか。的な発想でやってました。
しかし、透析時間を延ばしたら、透析もうまくいくようになりました。
ここですな。
あれだけ悩みだった血圧低下の頻度も下がるし、自分でも皮膚が健康的になってきてると思います。
更に風邪などをひかない強さも出て来ました。
除水量は増えまくりですが、透析時間が長いので、全く問題無く引けてます。
一応ですな、今週からは除水量最大値を3900ccにしました。
時間当たり650ccの計算です。
3900ccも引いていながら、体に負担がかかっていませんね。
むしろ、増えが1600ccだった時は、翌日体調不良が起きました。
(恐らく、低リンか低カリウムが起きてた可能性があるのでは?)
という事は、食べた方が良い感じになってるので、僕はその体感に従うのみです。
とにかく、今は歩けますね。
スグ息切れしたり、足がだるかったりしてましたが、今は何も起きないのでいくらでも歩けてしまいます。
ただ単に生きたい訳ではなく、元気であって欲しいですから。
透析時間を延ばし、たくさん食べてたくさん動くというのがいかに凄い療法だったかを思い知りました。
昨年、11月に長時間透析研究会を拝聴し、僕も運良く週3回、1回6時間の透析となり、週18時間以上という長時間透析の定義に入る透析となりました。
あの会で出てた演題で、多くの患者さんたちが実感していた事が、僕の身にも起きております。
だって、人生のメインは透析じゃありませんから。
私生活を充実させるには、「元気」が必要ですからね。
透析の後遺症で、血圧やその他の問題が出ない事がこれほど有難いとは・・・(^◇^)
コメント
コメント一覧 (4)
自分も8時間透析なんで、そんなにシビアには食生活を気にしてなかったんですが、前回の血液検査でしばらくぶりに「リン」が6になりました。そうした所、週1しか顔を見せない女医が烈火のごとくお説教してきました。主治医の先生は「そんなにシビアにならなくても」と言われ、先生にも格差があるんだなと思いました。自分でも「リン」と「カリウム」は十分気にかけてはいるんですがね。先週は返血を失敗され、次回は刺針を失敗されたり、散々な週となりましたので、その分今週は良い事があればと思っております。
老人医療では「サルコペニア」と「フレイル」を知らない医師はいないです。透析透析導入の平均年齢は確か68歳位で透析医は「サルコペニア」と「フレイル」を知ってて当たり前なんですけど…
透析医の中には病院経営の為のソロバンを弾くのが忙しくて「サルコペニア」と「フレイル」を勉強する時間が無い人が居ると理解しておきます。
そうですか。
まあ、先生によって考えが違う場合がよくありますよね。
リン「6」というのも、4時間透析ではちょっと高い部類になるかも知れませんが、8時間も透析してれば簡単に下がるので、むしろちょうど良いくらいですよね。
まあ、ちょっとの事でもスグ薬を処方する先生もいたりして、この業界は面白いですな。
おお!
まさしく。
「サルコペニア」と「フレイル」ですね(*'▽')
って、笑顔で言う事でもないのですが(-_-;)
高齢患者さんが増えてきている現状ですので、サルコペニアとフレイルの問題は今後の主流になるのでしょうか?
各紙新聞でも透析医療に運動を取り入れた話題が出て来てますね。
これまでの診療報酬が穴だらけだったと思いますので、その辺りに重点が置かれると有難いですね。
やはり、高齢者でも緩く長時間をやるべきだと思うんですが。