僕が透析病院の経営者だったらどうするだろう?
というのも考えますな。
単に金儲けがしたいだけだったら、オンラインHDF3時間透析を日中に3回転させますね。
朝8時から午前チームをスタートさせ、11時半から第2グループ、3時から第3グループとします。
というのも考えますな。
単に金儲けがしたいだけだったら、オンラインHDF3時間透析を日中に3回転させますね。
朝8時から午前チームをスタートさせ、11時半から第2グループ、3時から第3グループとします。
金儲け主義
オンラインHDFでは水を20リットルから80リットル使うと言われていますが、出来るだけ少なくしますね。
まあ、「人工透析」を金儲けで使うならそうなるという事です。
夜間透析はやりません。
スタッフさんに深夜手当が必要ですからな。
ん~(-_-;)
ごく一部の病院では、このやり方があるんですよね。
更に処方する薬の量が物凄く多い。
まあ、そういう病院がありましたら、それは「人工透析」を金儲けの手段として使ってるという事です。
患者の事はあまり考えていないので、患者の予後がどうなるかは大体想像がつきます。
こういう話をしますと、優秀な透析病院で働いてるような看護師さんや技士さんから、
「そんな透析病院はないよ~(*'▽')」とツッコミを受ける事もあるんですが、実際にあるんですよね。
なので却下です。
まあ、優秀な所で働いてると、まさかにそんな金儲けしか考えてないように見える病院があるとはにわかに信じられないのは分かりますけどね。
そういう病院で働いてると、スタッフさんの神経も段々麻痺してくるんですよ。
いや、これは病院だけではなく社会全般で同じ事が言えます。
「偽装問題」などは食品偽装から安全性の偽装まで様々ありますが、上から「そうしろ」と言われてしまえば雇われの身としてはやらざるを得ない。
こういう場合、嫌なら会社を辞めるしか手がありませんからな。
透析病院の場合、やってるうちに間違いなく患者がモノに見えるようになっていくでしょうね。

良い医療をやろうとすると儲からないというのはおかしい
まあ、どうしても「経営」という部分もありますからね。
収益性を完全に無視する病院というのもどうかとは思いますが。
度を超えてしまうと、患者が置き去りになってしまいますから。
経営のプロなど、医療には素人を入れてしまうと結構な酷い事が起きたりもしますな。
テレビドラマのような世界です(^◇^)
時代が違うので、話としては難しいですが、僕の地元には石碑がありまして。
昔、お金も取らずに診ていた難波先生という地元の名士がいたそうです。
昔ならではの話ですな。
今の病院にそこまで期待は出来ませんが、収益性も考えつつ、最高の医術を発揮して欲しいと思います。
という事で、透析の時間延長を一切やりたがらない病院というのは、「金儲け度」が高いと考えられますね。
一方で、九州のとある病院ではオーバーナイト透析のみをやっているという事ですが、やはりかなりの赤字が出るそうです。
ん~(-_-;)
良い医療をやろうとすると赤字になり、粗悪にすれば黒字になるのはいかがか? と僕は思ってしまうんですけどね。
「逆だろ!」と感じるんですが。
複雑な問題を抱えている透析医療の難しい部分です。
医療全体でも、診療報酬で決まってしまいますからね。
そこが正しく組み込まれないと、どうしても矛盾が生じてしまいます。
夜間透析の充実が望まれる
僕が思うに、透析時間を延ばしたいと考える患者は10%程度だと思うんですよね。
大半の患者さんは逆に短くしたいと考えております。
ですので、5時間透析の患者さんと3時間透析の患者さんを組み合わせる事によって、5時間透析は可能と思います。
後、問題となるのは夜間透析の事ですな。
実際、夜間透析を利用している患者さんは、昼間働いている人がメインです。
ここの患者さんに十分な透析をしてもらうというのは、業界全体で考えて行かないといけませんね。
早めに入らなければ、5時間出来ないという時間のネックがあります。
ある患者さんが仕事が忙し過ぎて、透析に行くのが19時頃になってしまう。
で、22時30分には回収しなければならず、3時間少々しか透析出来ないという問題を抱えておりました。
こういった患者さんは在宅透析をやるか、オーバーナイト透析をやるかしか手が無いのですが、オーバーナイト透析をやってる病院はほとんどなく、更に在宅支援病院がかなり遠いという問題を抱えていました。
現在は在宅透析への移行をやるべく、トレーニング中という事ですが、忙しい仕事の合間をぬぐってやるという事で遅々として進まないそうです。
問題が大きすぎますね。
夜間透析の充実というのは悲願かもしれません。
本来はそういう活動量の多い患者さんこそ、透析の時間延長をされるべきなのでね。
そこが実現できないと、透析医療の在り方については今後も議論が尽きない事になってしまいますね。
ただ、昨今は急激に「5時間透析」まではやりましょう(*'▽')
という病院も増えてきました。
やはり、ここをやらない病院は「金儲け主義」と思われてしまいますからね。
損失も多いですから。
希望者には少なくとも5時間の透析は考えて欲しいですね。
別段、難しい事でもありません。
希望者は少ないですからね。
まあ、人工透析というのは、社会からの恩恵を相当に厚く受けていますので、患者がモノを言いにくい部分があり、とても難しい状況ではあります。
が、体も心もボロボロにならざるを得なかったかつての透析とは違って来ております。
多くの情熱的な医療者さんたちのおかげで、飛躍的発展をしてきている「人工透析」が、今後もファイト溢れる患者さんを多く生めるように頑張って欲しいです。
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まあ、「人工透析」を金儲けで使うならそうなるという事です。
夜間透析はやりません。
スタッフさんに深夜手当が必要ですからな。
ん~(-_-;)
ごく一部の病院では、このやり方があるんですよね。
更に処方する薬の量が物凄く多い。
まあ、そういう病院がありましたら、それは「人工透析」を金儲けの手段として使ってるという事です。
患者の事はあまり考えていないので、患者の予後がどうなるかは大体想像がつきます。
こういう話をしますと、優秀な透析病院で働いてるような看護師さんや技士さんから、
「そんな透析病院はないよ~(*'▽')」とツッコミを受ける事もあるんですが、実際にあるんですよね。
なので却下です。
まあ、優秀な所で働いてると、まさかにそんな金儲けしか考えてないように見える病院があるとはにわかに信じられないのは分かりますけどね。
そういう病院で働いてると、スタッフさんの神経も段々麻痺してくるんですよ。
いや、これは病院だけではなく社会全般で同じ事が言えます。
「偽装問題」などは食品偽装から安全性の偽装まで様々ありますが、上から「そうしろ」と言われてしまえば雇われの身としてはやらざるを得ない。
こういう場合、嫌なら会社を辞めるしか手がありませんからな。
透析病院の場合、やってるうちに間違いなく患者がモノに見えるようになっていくでしょうね。

良い医療をやろうとすると儲からないというのはおかしい
まあ、どうしても「経営」という部分もありますからね。
収益性を完全に無視する病院というのもどうかとは思いますが。
度を超えてしまうと、患者が置き去りになってしまいますから。
経営のプロなど、医療には素人を入れてしまうと結構な酷い事が起きたりもしますな。
テレビドラマのような世界です(^◇^)
時代が違うので、話としては難しいですが、僕の地元には石碑がありまして。
昔、お金も取らずに診ていた難波先生という地元の名士がいたそうです。
昔ならではの話ですな。
今の病院にそこまで期待は出来ませんが、収益性も考えつつ、最高の医術を発揮して欲しいと思います。
という事で、透析の時間延長を一切やりたがらない病院というのは、「金儲け度」が高いと考えられますね。
一方で、九州のとある病院ではオーバーナイト透析のみをやっているという事ですが、やはりかなりの赤字が出るそうです。
ん~(-_-;)
良い医療をやろうとすると赤字になり、粗悪にすれば黒字になるのはいかがか? と僕は思ってしまうんですけどね。
「逆だろ!」と感じるんですが。
複雑な問題を抱えている透析医療の難しい部分です。
医療全体でも、診療報酬で決まってしまいますからね。
そこが正しく組み込まれないと、どうしても矛盾が生じてしまいます。
夜間透析の充実が望まれる
僕が思うに、透析時間を延ばしたいと考える患者は10%程度だと思うんですよね。
大半の患者さんは逆に短くしたいと考えております。
ですので、5時間透析の患者さんと3時間透析の患者さんを組み合わせる事によって、5時間透析は可能と思います。
後、問題となるのは夜間透析の事ですな。
実際、夜間透析を利用している患者さんは、昼間働いている人がメインです。
ここの患者さんに十分な透析をしてもらうというのは、業界全体で考えて行かないといけませんね。
早めに入らなければ、5時間出来ないという時間のネックがあります。
ある患者さんが仕事が忙し過ぎて、透析に行くのが19時頃になってしまう。
で、22時30分には回収しなければならず、3時間少々しか透析出来ないという問題を抱えておりました。
こういった患者さんは在宅透析をやるか、オーバーナイト透析をやるかしか手が無いのですが、オーバーナイト透析をやってる病院はほとんどなく、更に在宅支援病院がかなり遠いという問題を抱えていました。
現在は在宅透析への移行をやるべく、トレーニング中という事ですが、忙しい仕事の合間をぬぐってやるという事で遅々として進まないそうです。
問題が大きすぎますね。
夜間透析の充実というのは悲願かもしれません。
本来はそういう活動量の多い患者さんこそ、透析の時間延長をされるべきなのでね。
そこが実現できないと、透析医療の在り方については今後も議論が尽きない事になってしまいますね。
ただ、昨今は急激に「5時間透析」まではやりましょう(*'▽')
という病院も増えてきました。
やはり、ここをやらない病院は「金儲け主義」と思われてしまいますからね。
損失も多いですから。
希望者には少なくとも5時間の透析は考えて欲しいですね。
別段、難しい事でもありません。
希望者は少ないですからね。
まあ、人工透析というのは、社会からの恩恵を相当に厚く受けていますので、患者がモノを言いにくい部分があり、とても難しい状況ではあります。
が、体も心もボロボロにならざるを得なかったかつての透析とは違って来ております。
多くの情熱的な医療者さんたちのおかげで、飛躍的発展をしてきている「人工透析」が、今後もファイト溢れる患者さんを多く生めるように頑張って欲しいです。
コメント
コメント一覧 (6)
基本的に看護師と技師の労務問題で5時間透析は受けない様です。
長岡では今まではQBを上げる施設が無かったので透析量を確保する為に4時間半の現在の施設で我慢してました。
昨今の長岡の環境では高血流も行う様になりました。なので5時間透析する場所に転院する方向で現在動いてます。
【追記】
長岡は透析施設間の医療のレベルの差は殆ど無いので単純に透析量の多い病院を探せば良いので助かります。
昨日の話。
隣のベッドで透析してた人は、私とそんなに歳が変わらない感じの人で、挨拶くらいはしたことある人。
いつもは三時間半の透析してる人。
それだけでも考えられませんが、昨日の終了時のやり取りが聞こえてくるのを聞いてると、どうやら増えすぎで45分延長したと透析室長と談笑…
結果、透析時間は4時間15分。私が15分でも20分でもとお願いしたときは脚下されましたが、隣の方は延長OK。
節制が出来ない人が得をするような状況は考えられません。
Nクリにかわるまで、QBを300までアップしようかと思ってましたが、このところテンションだださがりで、今の病院の人たちと医療のことに対して話したくなくなりました。
某穴のような考え方の輩も少なからずともいるわけで、そういう人からしたら、税金投入してもらってるのに贅沢言うな‼と思われるかもしれませんが、何処へ行っても同じじゃなく、より良い医療を受けれるところがあると知ってしまえば、その医療を受けたいと思うのも人の性。
今の病院は五時間透析もなくなりましたし、夜間透析の人には帰りに薬局が空いてないので薬を透析室まで持ってきてくれてたのもなくなりましたし、月一回の病院の支払いの時も、透析室のベッドのところまで言いに来てくれてたのもなくなりましたし…サービス的なことがどんどんなくなっていってます。
まぁ好意でしてくれてたことなので、文句言うのもなんなんですが。
でも間違いなく病院が変わっていってる気がします。
早く逃げ出したいです(笑)
>オンラインHDF3時間透析を日中に3回転させます
なかなか痛いところをついてきますね。2002年4月に、透析の診療報酬が透析時間によらず一定となりましたが、その後、透析時間が短くなったのは、よく知られています。短い時間の透析の方が、1日あたりの透析のシフト数を増やし易いし、診療報酬が一定ならコストも節約できる。それに患者さんも短くすると喜ぶ人が多いといったことが、きっと関係したのだろうと想像されますね。でも幸いなことに、2008年に治療時間による診療報酬区分が復活した後、ある程度、透析時間が延びています。
夜間透析、オーバーナイト透析、家庭透析…については、診療報酬も大切な問題ですが、もうひとつ需要がどれくらいあるかというのも問題だと思います。近年、夜間透析を受けている患者さんは、全体の10%強程度です。もちろん夜間透析を受けたいけど、近くにやっているところがないという様な方もおられるでしょうけれども、患者全体の高齢化に伴い、就労していて夜間透析を必要とするという方が少なくなってきているのではないでしょうか。
この様な社会状況を考えますと、ある程度の地域性は考慮するとしても、夜間透析やオーバーナイト透析は、いくつかの施設に集約させて体制を整えるのが、合理的かと思われます。もちろん6時間以上の透析に対して、診療報酬上、それなりの評価がなされるのが望まれます。一方、家庭透析については、生活上「夜間」の透析を必要とする方以外にも、希望される方が多くいることが考えられます。各県に対応できる施設がある様な状態になるといいですね。
香川の場合とはかなり違いますよね。
香川は本当に玉石混合です。
透析時間も1人だけ増やす訳に行かないという変な感覚を持ってる病院もあります。
まあ、平等に医療を提供しようという考えは間違いではないと思いますが、その場合、出来るのにやらないという矛盾があります。
医療は全力であるべきだと思うんですけどね。
平等にするために、できる措置もやらないというのは医療に当てはまらないと思います。
まあ、現在は、透析医療が良い方向に向かう過渡期でもあると感じております。
そこに診療報酬問題が多分に絡んできているのが気になりますが。
ん~(-_-;)
どんどんイカン方へ病院が退化していってますね(-_-;)
そういう風になって来ると、心あるスタッフさんたちが転職してしまい(そりゃ、誰だって良い病院で仕事したいので)ドンドン粗悪な状態になってくると思います。
まあ、今すぐ転院は空きの関係で無理なので、今は上手にやり過ごすしかありませんね。
今年中に変われれば良いくらいの感覚で、いくしかありません。
強く願っていたら、転院のチャンスも早まるかもしれませんし。
扉は開いてる状態なので、今は耐えましょう。
後で取り戻せますよ(*'▽')
先生、コメント有難うございます(*'▽')
需要・・・(-_-;)
これが最も大きな部分となっていますね。
診療報酬も含め、メリットがなければなかなか病院側も手を出しにくい分野ではあると思います。
ところで、うちの病院では主治医がオーバーナイト透析をやってもいいよ、という事を言ってました。
入院病棟にも5床の透析室を持っており、そこで1~2床をオーバーナイト透析にしても入院病棟なので看護師さんは必ず深夜もいます。
透析病床を60床も持っている病院ですから、経験者も多く、オーバーナイト透析1~2人に実施しても新たな人件費を生まなくても済むという事のようです。
この方式はなかなか良さそうなので、僕も何度か記事にしました。
一方、香川でもオーバーナイト透析を考えている病院はありまして、設備なども作ってる病院がありますが、いまだにソコが遊んでる状態となっております。
残念ながら希望者が2人しかいなくて、採算ベースに乗らないからやれないというのが実際のようです。
先生の考えのように、やはりいくつかの病院に集約させるというのも大事かと思います。
県内を3ブロックくらいに分けて、その中に1つも夜間透析が無い地域や、1つも5時間以上の透析をしてくれない地域がなくなるのが1番有難いかと思います。
まあ、ここはとにもかくにも需要と診療報酬の問題がかなり大きいのが難点です。
しかし、先生の活動のおかげで、今は少しずつ良い方向には向かっている感じを受けています(*'▽')