最近、東京、神奈川の透析仲間たちとお会いする機会があったのですが、

「トシさんのブログって長いですよね。なんでです???」というのを聞かれました。

ん~(-_-;)
なるほど。

まあ、単純にネットライティング業をやってましたからな。
基本、記事を買ってもらうには「タイトル、見出し4項目、全文字数2000字以上」というのがあったりするんですよね。
で、1文字いくらという契約の問題もあるので、2000文字きっかりじゃ1000円が良いとこなので、3000字くらい書いちゃいます。

ただ、この「進撃のトシヒーロー」は自己ブログなので、文字数が多ければ良いという事も無いんですよ。
なのに、長い(^◇^)
1つは、ブログの形式に則ってますのでこうなってるのですが・・・、
もう1つ、決定的な理由が存在します。


もしかしたら「うつ病」だったかも知れない時代



僕が透析を受けて5~6年くらい過ぎてからでしょうか?

当時、遠くの病院にバスとJRを乗り継いで通っていたのですが、血圧低下などの問題もあり地元病院に転院したくらいの時の話になります。

遠くの病院へ通っていた時代は、唯川恵さんや東野圭吾さん、宮部みゆきさん、湊かなえさん、市川拓司さんなどの小説を読み漁っていました。

往復3時間以上かかりますんでね。
小説を読むにはちょうど良い時間となってました。


どうですか?
皆さんは、現在、時間があれば長編小説が読めますか?


僕はですね、ある時から突然、長編のモノが小説に関わらず、映画やドラマも含めて苦手になっていきました。

見続ける根気がなくなったというか、10分くらいで頭に入っていかなくなるという事が起きてました。


当時というのは、僕をよく知る仲間たちは知っているかも知れませんが、透析をやめて死のうと思ったり、色々精神的に参っていた時代でした。

まあ、これ、段々と治っていき、今は全く大丈夫なんですよね。


んな~(-_-;)
なんか精神的弊害を受けてますよね。

何なんでしょうか?


「ああ、トシさんそれ、うつ病じゃないですか?」

そうかも知れません(>_<)


ただ、透析には通えてたんで、うつ病にしては軽めだったかなと思います。


とりあえず、何らかの精神的異常があったのではないかと推察してます。



僕が「透析病」と呼ぶ精神疾患がある



「そもそも、トシさんは異常な陽キャですよね! それも躁じゃないですか?」

はいっ?(-_-;)

いや、躁とかではないと思う(^◇^)

ただ、人工透析というのは、僕は精神がおかしくなるような病気であり治療だと思っています。

前章でも触れましたが、実際に人工透析など人生の中のほんの一部に過ぎない事でしか無いのに、どうやっても人生の全てのようになってしまう感じなのですよ。


日々、
「透析! 透析! 透析! 透析! 透析!」と、異常なプレッシャーがかかります。

あれ食べるな! これ食べるな!

増え過ぎだ! 増えなさ過ぎだ!

リンが高い! 何を食べたらこうなるんだ!

起きてる時間どころか、寝てても透析の夢を見てしまうまでになります。

「ここで飲んじゃうと増え過ぎるから氷でも食っとくか!」

「リンが高いからもう何も食べられない!」

そういう様々な経験から、自分でも気づかぬうちに精神を病んでしまう。
これが人工透析なのだと思います。



で、僕は以前から「透析病」という精神的疾患をブログで書いてきています。

例えば、Aさんという、しっかり節制し、増え過ぎる事無く透析を受け続けられている患者さんがいたとします。

一方透析病院の、そのAさんの隣のベッドでは、毎回増え過ぎて来て、毎回のように血圧が下がってうなっているBさんという患者さんがいたとします。

Aさんは生真面目で、どうしてもBさんが気になってしまう訳ですな。

「Bさん、もっとちゃんと節制しないと死にますよ。」と余計な言葉をかけてしまうのです。

まあ、これをBさんも快く思う訳がありませんな。

でもBさんは変わろうとしません。

で、Aさんは理論的にねじ伏せようと正論を振りかざす訳です。

Bさんも、これまではオブラートに包むように嫌々ながら返答していましたが、さすがにこうなってくると、
「うるせえな! 俺が何を食おうとおめえには関係ねえだろ!」と語気を荒げました。

river-g9a13a5dfd_640


どうでも良い事に首を突っ込んで気分を害するという精神疾患



ん~(-_-;)
まあ、こうなりますよね。

Bさんの場合は、言ってみれば長時間透析に出会えれば生活が一変するはずなんですよね。

食の問題が解決すれば透析なんて大した問題ではなくなるでしょうな。

ただ、これ、Aさんの場合は結構問題なのですよ。

Bさんが単に昔から友達だというのなら分かりますが、赤の他人であり、単に透析でベッドが隣の人でしかありません。
なのに、正論を振りかざす訳ですよ。

ん(-_-;)
そりゃ、まさか「透析病」ですか?


ですね~。
まさに透析病ですわ。

カウンセラーのOさん流に言うとですな、Bさんが増え過ぎてくる問題はBさんの課題であって、Aさんにはまったく関係ありません。

例えば、Bさんが
「1回の食事で白米はどれくらい食べられてますか?」など、アドバイスを求めて来たのであれば、答えてあげれば良いでしょうね。

そういう質問が飛んでくるようなら、Bさんも自分自身で何とかしようと思っているのでしょう。問題ありません。

でも、こっちから余計なアドバイスをする必要性はありません。
そもそも、Bさんは明らかにそんなアドバイスは求めてません。
それは誰でも分かると思います。

Bさんも自分の状況は重々承知してますし、節制の仕方が分かってない訳でもないんですよ。
単にやる気がないだけです。

そんなのは誰の目にも一目瞭然なのです。

わざわざ、余計なアドバイスをすれば、ケンカにすらなりかねないのに、どういう訳かアドバイスしてしまう。
自分が透析に対し一生懸命やってるから、人も一生懸命じゃないと気が済まない。
こういう思いになってる人を、僕はこれまで大勢見てきました。

ん?
人なんてどうでもよくない?

節制が出来るからその人が魅力的とは思わないし、食べ過ぎチームにも人間的に魅力的な人はいますよ(*'▽')

そんな事で人の値打ちなんて決まりはしない訳です。

また、いつどういう死に方をするかも、人の勝手で、確かに友達や家族なら心配するのも分かりますが、他人がどう生きようと別段問題無い訳です。
あなたの人生に何の影響も無いのに、なぜか過干渉して気分を害してしまう。

こういうのを僕は「透析病」と読んでいる訳です。

いや、透析という重大な疾患を抱えて生きているんだから、その人の思うように生きさせてやってくれ!
頑張りたい人は頑張れば良いし、頑張りたくない人は頑張らなくて良い。
頑張っている人はそれなりに魅力的だし、頑張らないのも面白い(*'▽')

それでよくねえ?

と僕は思ってます。


で、問題なのは、過干渉で人に接しても、変わりたいと思っている人しか変わろうとしない訳ですよ。
これは、1000年以上前から人類の歴史としてずっとある訳です。
世界の全ての人の思いがいまだに1つになれた事は無い訳ですな。
なのに、
「自分がこう思うから人もこう思うべきだ!」という思考はまるで無意味。
じゃあ、あなたは他人の意見に全て従うのか? と言えば従いませんよね。
じゃあ、他人もあなたには従いませんよね。

こんな簡単な事が分からない人が多い。
というか、こんなことは全員分かってるんですよ。

分かった上で他人の思考に割り込みたくなっている訳です。

これを精神病と言わずになんというのでしょうか?
という事ですね。


人より優位に立っても死んでしまえば足蹴にされるだけ





以前に書いたものですが、人の思考には少なからず
「人より優位に立ちたい!」という部分が働いています。

これが実に厄介なんですよね。

最近、美味しい物を食べるというのをうちの夫婦でよくやっていますが、美味しい物を食べてるところをSNSなどで上げると、
「それ、コスパ悪くない?」とか、
「量、少なくない?」とか、やたらとマウンティングする人を見かけてしまいます。

僕はそういう事をやられる事が少ないですが(頭の中がお花畑なので気付いてないだけとも言えますw)、人がやられてるのはよく見かけます。

まあ、以前からよく書いているんですが、SNSの発言などは穿って見られる事も多いですからね。
あんまり、そういう返信をしてると、
「ああ、こいつ、自分がこれを食べられるだけのお金を持ってないから、いちいち嫌味を言うんだろうな?」って世の中の人は見透かしてしまうんですよね。

なのに、マウントを取るために知ったかぶりを発揮する。

いや、コスパってwww

こっちはコスパ気にしてないんだよっ! (まあ、←もマウントwww)

って、マウント合戦になっとるやないか~い(^◇^)

要するに、人より優位に立ちたいために、色々変な返信を繰り返す訳です(-_-;)
(僕も時々やってしまいます)


ああ、そう言えば、透析仲間の中には、1人女性で凄いセンスをたくさん持ち合わせた人がいましてね。

その人くらい、何をやらせても抜群のセンスを発揮できる人であれば、もうマウントを取りに行く必要性は無いと思うんですよね。

そういう人が、マウントを取りにいかずに優雅に構えられると、もう誰も彼女には敵わないのではないでしょうか?

僕はそう思いますね。

結局のところ、結果を出し続けている人の元にはほっといてても人が集まる訳で、結果も出てないのにこうして偉そうなことを散々言っても人は集まらない訳です。

要はマウントを取りに行ってる時点で、そいつは下の下の存在でしかないという事です。

マウントを取ろうとしなくても凄いヤツは勝手に頂点に祭り上げられる。
これが大事なのだろうと思いますね。


マウントを取っても、そういう人は死んだらみんなに喜ばれるだけなのでね。
ま、自然に祭り上げられるような人間というか、人を祭り上げる側で良いでは無いか? と僕などは思いますね。


長いブログのもう1つの意味とは?



で、ですね(*'▽')

なぜ、長いブログを書くかというテーマでしたな(^◇^)

1つは、ブログの形式を気にしてそうなってる訳ですが、もう1つは・・・


このブログを読み切れるという人は、「透析病」と僕が呼ぶ精神疾患の可能性が少ない事を証明できるという訳です。

一方で、長過ぎて読んでる最中に集中力が切れる(面白くないから読まないはオッケー。他の長編小説などが読めてれば大丈夫です。)場合は、「透析病」の可能性があるかも知れませんので注意が必要と言える訳です。

要は僕が透析5~6年目に感じていた部分は、
「集中力がなくなった」という事だったと理解してます。

何に対しても興味が持てず、テレビですら5分で飽きてボーっとしてしまう。

これは、まさにうつ病初期症状ではなかったのか? と思った訳ですな。

なので、読もうと思って読めないというのは危険かも知れませんので、わざわざ2000文字を遥かに超える文量にしてるのです。

意外とですな、透析を受けていて、精神的に(ほんの少し)少しうつ寄りになってる人は多いのではないかと思います。
患者だけではなく、患者家族や医療従事者さんすらその危険性はある訳です。

それくらい、「人工透析」というのは世間一般的に重い事なのですな。(しかし、実際は軽いという事を僕や僕の透析仲間たちは実証してると思います。)



さて、この僕のブログを平然と読めるという強者の皆さんは、次なるステージに行くべきです。

それは、これまでも書いてきてますが、
イライラを引き起こす要因をなくしていくというステージです。

それについては、次回に詳しく書こうと思っております。

ではまた。





スポンサーリンク