人工透析とどう付き合っていけば良いのか?

と、ひと言で言われましてもね(-_-;)

何事もそうですが、答えは1つとは限らないのですな(*'▽')


まあ、僕も間もなく透析18年目になりますし、透析仲間や友人が物凄く増えてきました。

で、皆さん、果敢に「人工透析」をやらなくてはいけなくなった人生と格闘してますな(>_<)


ん~(-_-;)

こういった疑問に関しては、これまでも多々書いてきました。
近年だけでも









この辺で書いてますね。


残念ながらあなたの精神は破壊され続けている!



簡単にひと言で言うとしたら

「人工透析があなたにとって、【ご飯を食べる事】や【寝る事】というような日常当たり前の出来事になるように心の中でコントロールしてみる。」ということになりますね。

「人工透析」は何も、「決して特別な事では無い!」のですね。

人生を生きる上で、もっと大切な事は他にいくらでもある訳でして。

透析なんて、別に大したことではありません。

寝ないと発狂し、最後は死ぬと言われてますし、ご飯を食べなくても最後は死にます。
同じように透析をしなくても死んでしまいます。

結論は同じことなので、透析に対して、そう深く考える必要はありません。

ご飯を食べる事や、寝る事と同じように考えれば良いのですよ。



しかし、ここで大きな壁となるのが、医療従事者さんの問題なのです。

透析など、全く深く考えさせるような事では無いのに、医療従事者さんが深く考えさせるような言動をとってしまっている問題です。

体重が増え過ぎたり、リンやカリウムが増え過ぎたりした場合、

「一体、何を食べたんですか!!!」みたいな強い口調でモノを言う医療従事者さんが時々います。


ん~(-_-;)

そんな事を繰り返し言われたら、人生の中で「透析」が占める割合がとても高くなってしまいますね。

つまり、そういう言動を繰り返す医療従事者さんは、患者さんの精神を破壊している訳です。

誰でもそうですよ。
こんな人工透析などに誰が好き好んでなるものか。
日々、
「透析、透析、透析、透析!」と耳にタコが出来る程言われてれば、精神もおかしくなってしまいますよ。

時々、医療従事者さんの中に、患者の精神ブレイカーさんがいる訳ですな。
しかもですよ、もちろん医療従事者さんの大半は、これらの事を
「良かれと思ってやっている」訳です(>_<)

間違っているとは夢にも思っていない。決して悪気は無い。
自分がまさかに患者の精神ブレイカーになってるなんて思ってもいない訳です。

そんな中で、透析医療の中では「サイコネフロロジー」などといった言葉まである。
(サイコネフロロジー=腎臓病患者やそれにかかわる医療従事者の精神性を考える学問)

いかにも「透析」が特別なものであるというイメージを患者に押し付けていて、患者の精神を蝕んでいる医療従事者さんが、「サイコネフロロジー」を語るなど100万年早い訳です!


医療従事者さんも医療や看護技術を学ぶと同時に、人が生きて行く上での精神的「本質」についてもっと勉強したほうが良いですよ。
「人が生きて行く上での精神的本質」はサイコネフロロジーにも直結してきますよ。
出来ないなら透析医療からは撤退したほうが賢明です。
患者や自分の人間性を崩壊させてしまう前に。



透析医療は大変革が進む!



こう言いますと、「透析」とはどんな恐ろしい事か? と思っちゃう人もいるかも知れませんね(>_<)

まあ、実際は、大半の医療従事者さんはしっかり勉強していますので、こういう事は一部の病院でしか行われていません。

もしも、透析を受けていて、医療従事者さんに自分の精神を破壊されていると感じるのであれば、優良透析病院に転院する事をオススメします。


僕自身も過去に、体重が増え過ぎてきた高齢の患者さんに向かって
「はい! 罰ゲ~ム! 今日はしんどい目に遭ってもらいましょう!」と大声で言っていた技士さんに出会った事がありますし、

患者が、
「どうも血圧がおかしい。ドライウェイトを見直して欲しいのですが・・・。」と聞いたら、
「患者がドライウェイトに口出しするな!」と厳しい口調で言った技士長さんに出会った事があります。

これらの事は、僕の実体験であり本当の事ですので、一切の異論は受け付けません。
こういう頭のおかしい不勉強な医療従事者さんもたまにはいます。

どこの社会でも、正常には程遠い人が1人くらいいるように、医療現場にもおかしい人はいます。

まあ、ある意味仕方ありません。

同じように問題の多い患者さんも結構いますし、どっちもどっちだと僕は思ってます。


こういう医療従事者さんや患者のいる透析病院には行かぬが華ですからね。

自分自身の心が潰されてしまう前に、退散する事が大事です。
僕は、往復3時間かけて透析に通っていた事がありますし、透析仲間にも同様の人は何人かいます。



まず、患者さんの体重が増えてきた場合は、

「除水量を考えて、今日は5時間回しましょう!」と、透析時間を5時間にするのが正解の1つに挙げられます。

最初に言っておきますが、
「4時間透析」が決してスタンダードな訳ではありません。

診療報酬に自在性がある今、患者の状態に合わせた透析医療をやれる環境にあります。

患者が何を食べたか、リン、カリウム等の血液データ、また心胸比などから、今日の除水量を割り出し、今日どれだけ透析を回すかを計算する時代なのです。

前回、4時間透析だったからと言って、今日も4時間透析というのは違います。

患者の容態や状況に合わせて透析するのが医療の基本です。
他の病気で、1つの治療方法しか行わないという事は一切ありません。
全てのがん患者に同一の一種類の抗がん剤しか使わない抗がん剤治療はありませんよね。
他の病気では病気の進行状況や、患者の容態などに合わせて多方面からあらゆる治療が行われます。
なぜか、透析だけは1つの方法で行ってる病院が多い(>_<)

えっ?
そんな面倒くさい医療は出来ない?

いや、人間、やってやれない事はほとんどありません。
透析患者だから、重度身体障害者だから、何も出来ないというのは「まやかし」であると、これまでも何度も書いてきました。

重度身体障害者であろうと、健常者であろうと、「出来ない」事はほとんどなく、「やれば大体は出来てしまう!」というのが正しいですな(*'▽')

えっ!
「リン7」!!!
それはイカン!
今日は6時間回しましょう!

これが正解の1つです。

えっ? いや、そんな事を言っても、患者が4時間以上やりたがりません。
www(-_-;)

最初に言っておけば良いのです。
うちの病院では、患者の容態に合わせて透析をします。その日の増え具合や、血液データによって毎回透析時間が変わります。まあ、それが本来の医療ですから。うちでは嘘っぱちの医療は行いませんので。

これで、大丈夫です(*'▽')

いや、ベッドの空きが・・・


ん~(-_-;)
ベッドの空きくらい作っとけ!
出来ないなら透析病院経営とかに手を出すな。素人かっ!


はい。他には?

WBCの侍ジャパンの栗山監督も言ってましたよね。
「出来るか出来ないかではなく、やるかやらぬかです!」

ちょっとは学んで下さいませm(__)m

wallpaper-gd4563a642_640


いや、神医療従事者さんはたくさんいます!



いやいやいや!
それはトシさん、いくら何でも実現不可能ではありませんか?

ん~(-_-;)

そうでしょうか?

僕の知る限りでも、透析医療では大変難しい事に挑戦してきている、医師や医療従事者さんが大勢おられます。

まずね、在宅血液透析でオーバーナイト透析をやっている病院がいくつかあります。
(在宅血液透析=病院で行っている血液透析を家で行う方式  オーバーナイト透析=深夜の寝ている時間を利用して行う透析)

僕自身も在宅血液透析をやっていますが、これをオーバーナイトでやるのは自信がありません。
危険過ぎると思ってしまいますね。

でも、実際に透析仲間の中に何人か、在宅血液透析でのオーバーナイト透析を行っている患者さんがいます。

これは凄いです。
センサーとか監視システムなどの様々な工夫があるのだと聞いていますが、これの許可を出せる病院は凄いと言わざるを得ません。


他には、24時間透析というのもありますね。
事前予約は必要ですが、24時間いつでも都合の良い時間に透析してもらえるという病院ですね。

他にも、透析中にリモートワークが可能な、電話OK、高速Wi-Fi完備の病院もありますし、その病院では、在宅血液透析を病院で行えるシステムもあります。(自宅で透析するのは光熱費がかかり過ぎる問題、介助者が必要になる問題などがあるため)

それだけではありませんよ。
オーバーナイト透析専門の透析病院もあります。

在宅血液透析、オーバーナイト透析、夜間透析など、様々な働く透析患者さん向けの透析を行ってくれる病院もあります。

最近ですと、19時~21時スタートという、少し遅めの夜間透析病院も出来てますね。

また、そうした先進的病院は、透析医療の質がとても高く、患者さんの元気ぶりがハンパありません。

患者さんを見れば、その病院がどの程度の病院かは一発で分かります。

で、これだけ優秀な医療従事者さんがいる訳ですから、他にも次々と出てきてもおかしくはありません。

優秀な人と言うのは、全国で言えば、100人や200人という数ではなく、数百万人単位でいます。
更に、近年では、人間の精神構造が解明されてしまっているため学びやすい問題もあって、非常に優れた人格形成を持っている人も増える傾向にありますよ(*'▽')
(皆さん、日々研鑽されています。)

もうね、そこには希望しかない状況です。


だって、僕が言ってる透析を「自在透析」と呼ぶとして、自在透析は他の最先端の透析に比べ別段難しくありませんよね。
他の最先端透析の方が遥かに大変です。

患者の容態に毎回合わせるだけでいい自在透析の方が遥かにカンタンです。



適切な透析量は?



最近、透析はどのくらいやれば良いか? という事に興味があります。

実は最適な透析量というのは、人によって違いがあります。

これは体内の体液量(体が大きい人と小さい人では体液量に差があります。)である程度決まります。
また、日中の活動量などでも若干の差が出ます。

実際に、透析をやり過ぎて逆効果になったという話も個人的に聞いたことが何度かあります。

ん~(-_-;)
やり過ぎってどっからやり過ぎになるんだ???

要は、透析では毒素だけではなく、一部の栄養成分も除去されてしまう特性がありますので、やり過ぎれば当然のように、栄養疾患や免疫力低下を招きますね。

以前、このブログでも
「過剰透析はあるのか? 無いのか?」という話題で盛り上がった事があります。




その時は、僕の感想では、
「いくら何でも、過剰になるまで透析し続ける人もいないだろう。」とタカをくくっていて、
「過剰透析などない!」と言い切ったりして賛否を呼びました。

が、過剰透析の人は現在過去未来、何人もいる事が分かって来ました。

いや~(>_<)

いわゆるですな、透析にとらわれ過ぎて、依存してしまったり、強迫観念にとらわれたり、というような事が起きているらしいです。

そうなって、毎日長時間の透析をしてしまう。

ただ、そういったスーパー長時間透析患者さんはほとんどいませんので(それが出来る環境もほとんどないため)、症例が少なく、一部の透析病院でしか対応できないみたいです。

結構有名な透析病院の患者さんが過剰透析状態になっていたらしいのですが、その病院では特にそれにたいして適切な対応が出来ていなかったらしいです。

そこで、某有名長時間透析病院出身の医師に相談したところ、その症状は過剰透析独特の症状と似ているという事で、はっきりと、透析時間を減らしなさいという指摘がされたらしいですな。

良かった(*'▽')


実績のある医師からズバっと言われれば、当然、素直に聞けるわけでして、ようやく透析時間の見直しが始まったようです。

僕は思うんですよね。
別に全く体重が増えない人なら、そんなに長時間にこだわる必要はありません。

現実に僕の友達の中には、週3回×4時間透析でも40年以上を元気に生きている方は何人もいます。
(比較的、体の小さい方が多いですが、大きい体の人もいますよ。)

しかし、前章でも触れましたが、透析患者は1食1食がとても大事(透析で栄養も抜けてしまうので)ですから、栄養の少ない無意味な食事は避けたいんですよね。(ただ体重だけが増えてしまう)

そうなると、せっかくだから美味しい物を食べたい訳です。

で、美味しい物を食べると、リンやカリウムが気になります。

この時、リン、カリウムが3以上5以下になるような透析をする・・・
これが、「自在透析」の目指す道ではないかと思います。

これを超えてる人は透析量が足りない。
これより少ない人は透析量が超過している。

まあ、もちろん、リン、カリウムだけで判定できるものでもないですが、他の要素なども加味すると、リン3~5、カルシウム9前後、インタクトPTH200以下。
これをやっておくと良い気がしますね。
過剰透析の場合は、やはりリンが少なすぎて、リンが多い場合と同様に、骨にかなり影響を及ぼしていると考えて良さそうです。

過剰透析を繰り返す事で、骨が弱くなる。

もちろん、透析不足でもリンが高くなりすぎて骨がボロボロになりますが。

そういう事も踏まえますと、体格によって、また食事量によっての個人差ははっきりしてますんで、一律してこのくらいやると良いという透析量は無いと言って良いでしょう。
ま、人によります。

しかし、ある程度食べられているのであれば、僕は週4回×1回3.5時間~4時間という透析を推奨します。(月水金土が理想的です。)

当然、週4回透析が出来る病院は限られてきますけどね。

月水に関しては4時間、金土は3.5時間くらいでやってみるのが良いかと思います。状況に応じて多少の時間変動はありで。

透析時間や回数は、多ければ多いほど毒素は引けますが、生活時間ではマイナスです。
逆に時間、回数を減らすと、生活時間は増やせますが、透析量が足りず美味しい物が食べられません。リンやカリウムも上がってしまいます。

それらのバランスを考えた場合に僕が導き出したのが週4回×1回3.5時間~4時間透析なのです。

1回6時間の透析も効果的ではあるのですが、何しろ1回6時間は長い(>_<)

6時間って、朝10時に始めても夕方4時までかかっちゃいます。昼間の場合は1日潰れる感じですからね。
3.5時間で終われる方が良いに決まってます。

で、効果は「週3回×1回6時間」の透析より、「週4回×1回3.5時間~4時間」の透析の方が大きいのがすでにデータで分かってますからね(*'▽')

更に、週4回透析だと、週3回透析より量を食べやすくなります。
これは有難いです。

週3回だと中2日が週一ペースでやって来ますのでね(>_<)


最後にモノをいうのは精神性なのです



2日空きを作らない透析が極めて効果的である事はよく知られています。

これは、透析患者が死ぬ場合のタイミングで1番多いのが中2日時だからです。

そもそも、この「進撃のトシヒーロー」では、患者や医療従事者の精神性に関してかなり数多く書いてきています。

これね。
なんで、そこに僕がこだわっているのかが分かってない人も時々います。

精神性抜きで人は生き抜けないんですよ。

人に比べて、悩みを抱えていたり、ストレスが多かったり、また、イライラする事が多かったりする人は、そういった事が少ない人の8倍以上の死亡リスクを抱えているというデータがあります。

怒る人も死にやすい。

その時に起きる病気は、心臓血管系疾患(心筋梗塞など)や脳血管系疾患(脳梗塞やくも膜下出血など)がほとんどなんですが、透析患者の死亡原因もこの心臓血管系、脳血管系が大多数を占めております。

つまり、イライラしたり怒ったり、悩みが多い人は、8倍死にやすいのに、透析も受けているとなると64倍の死亡確率になっているのですな。

これが分かっていない人が多い。

だから、透析患者さんは柔軟に物事を考える事が出来、精神が安定している状態を作り出すべきなのです。

もちろん、透析を受けている事で、希望が感じられず早く死にたい人は、逆にイライラしたり、SNSで暴言を吐きまくって怒り続けるのも一つの手ではありますよね。


なので、僕は言うのです。(僕も出来てないからこそ自分自身への戒めとしてこういった内容を毎回書いております)

透析患者は精神を磨け!

柔軟に物事を見れるようになれ!

人に対して優しくあれ!

とね。
(頭の中は常にお花畑で!)

凝り固まった考えで、自分自身の成長を試みない人は、それだけで死亡リスクを激上げしてますので、透析だけ良くしてもほとんど意味はありません。

で、SNSをやる事がストレスになっている人を時々見かけます。

別にSNSはやらなくても死ぬ事はないですから、苦痛を生むのであればSNSはやめれば良いのですよね。

また、逆に悩みを書くことで落ち着く人はやれば良いと思います。

ただ、悩みをSNSで書いてると、イチイチ反論してくる反社っぽいヤカラみたいなのが時々いるので、苦痛になる人はやっぱりやめてみると良いでしょうな。

ま、反論しまくってる人は、余程心に余裕が無い人と言っても良いでしょうから、そのうち心筋梗塞でも起こして死んでしまうでしょう。(なのでほっとけ! ブロックしましょう)



さて、今回のお題でもある「透析とどう向き合うか?」という問題ですが・・・

これはねえ。
僕自身の透析17年の結論を言いますと、
「透析との関係性は、向き合うとか向き合わないとかではなく、空気のような関係性を作ってしまえ!」という事になります。

自分だけが人工透析をやっていると思うと、確かに気が滅入りますよね。

世の中の全員が透析をやっていると自分を錯覚させてみるのも良いでしょうね(*'▽')
そう思えば、大したことはなくなってきます。

で、食のストレスを感じないような透析を目指す。

いつか、どこかで、神透析医療従事者さんが、「自在透析」をしてくれるようになると思います。

そうすれば、リンやカリウム値は透析量で調節するようになるので、全く気にせずご飯が食べられますよ(^◇^)

更に朗報なのですが、僕が推奨する頻回透析(週4回以上の透析)ですが、頻回透析を最もやりやすいのは在宅血液透析ですよね。

まあ、これは診療報酬上の問題で月間の透析回数に限度があるためですが、在宅血液透析なら限度がありません。

で、昨年の日本在宅血液透析学会では、とある大半の透析スタイル(4時間透析、頻回透析、6時間透析、夜間透析、オーバーナイト透析)を現状でやっている病院の院長先生の演題があり、この中で最も病院が儲かる透析は「在宅血液透析」であり、圧倒的に儲かるというデータを発表されてました。

という事は、在宅血液透析を推進してくる病院が増えて来るのではないかと思います。

まだまだね、「在宅血液透析」は儲からないというイメージが病院では先行していますが、実際はどうやら近年の診療報酬改定で大幅に変わったようです。

これが、全国に伝わってくると、若干の革命が起きるかも知れませんね(*'▽')

一時は3時間のオンライン透析が全盛になりかかった(それが1番儲かるとの噂があったため)時もあったくらいですからな。


至高の透析で体調が安定し元気になれば、美味しい物もたくさん食べれますし、笑顔になって楽しい人生が過ごせる。
みんながそうなれる時代ももうすぐそこです(*'▽')



スポンサーリンク