そう言えば、4時間透析をスタンダードとして行っている透析病院でも、増え幅の多い患者さんには罰則として(患者さんの健康を考えてやってる場合がほとんどです)透析時間の延長をしている所もありますよね。
「いや~、トシさん、4.5キロ増えはダメです。今日は5時間やって何とか引き切りましょう。」みたいな感じですかね。
こういった、透析は随分昔からあったみたいなんですよね。
で、この増えすぎる患者さんへの罰の様な時間延長なんですが、透析病院の中では
〇異常なまでに増え過ぎてくる人(増え幅がいつの間にか5キロを超えて来る人)
〇基本的に増えて来る人(2.5~4.5キロ程度の人)
〇ある程度しっかり節制出来る人(ほとんど2.5キロ以下で来れる人)
の3パターンくらいはありますか。
僕は10キロ増えの人を見た事があります。(10キロも増えて呼吸困難にならない訳がないので、増え過ぎているうちに、DWが5キロくらいは上がり、実際の増えは5キロ前後くらいでは無いかと推測できます。)
僕は真ん中のタイプです。
1番上の増え過ぎな人と、真ん中の増えて来る人は、罰則で時間延長される事が多い訳ですな。(何度も言いますが、病院側は罰則としてやってる訳では無く、患者側が罰則かのように受け止めている場合が多いです。)
で、しょっちゅう時間延長してもらってる患者さんが、(特に真ん中のタイプの人)なぜか元気なんですわ。
一方で、しっかり節制出来てる人の中で、ある程度体格がありながら特に増えない人が、なぜか透析10年ぐらいで合併症で苦しみ、体調が著しく悪くなる(場合がある)。
こういった現象に出くわす事があったんですな。
ん~(-_-;)
で、ある日、ある透析病院の医師や看護師さんや技士さんは話し合う訳です。
「これっておかしいですよね。頑張って節制しろという指導をしてるのに、頑張り過ぎた患者さんは体調が悪くなり、言う事を聞かず、増えて来る患者さんが元気って。」
この時に透析病院によって、2パターンの思考が生まれました。
1. 4時間から延長する患者さんに対しては、ある方法を使って、透析はせずに除水だけするようにしよう。(4時間以降は体内の過剰水分は引くが、毒素は引かない)
2. もしかしたら、時間延長によって透析患者が元気になるかもしれないので、しっかりデータを取って有効なら、5時間の透析を希望者にはやってみよう。
というか、1.はありえねえwww
増えの多い患者さんに元気になられると頑張ってる患者さんに示しが付かないので、元気にさせないようにしよう! って言ってるようなもんだわな(-_-;)
医療従事者のやる事では無いな(>_<)
まあ、そんな病院は無いだろ! という人もいるかも知れませんが、「透析患者の逆襲」を書いてた頃に、この話題で盛り上がった事がありました。
で、当時、実際に存在してました。
今でもそういった事をやってるかは知りません。
増えが多い人が元気になるのは、頑張って節制してる患者さんから見たら、ズルい気がしますもんね(^◇^)

まあ、何が言いたいかというと、上のツイートのような事です。
やや増え気味とも言える、2.5~4,5キロ増えの人は、リンが5~6辺りになる事が多いです。
もちろん、そのくらいでも問題はありませんが、油断をするとスグ7以上になります。(4時間透析の場合)
だけどまあ、普通はそういう時に、看護師さんや栄養士さんに
「何を食べたんですか!?」って言われてしまいます。
僕はバニラアイスを食べてリンが10になった事があります(>_<)
これは、近代透析には当てはまって無い気がします。
「リン7は多いので、今日から数回は5時間透析をしましょう!」が、正解だと僕は思うんですよね。
4時間透析だとスグにリンが7を超えてしまうような患者さんの場合、その飲食はそのままに、透析時間を1時間延長してあげたら、一気にリンの問題は解決すると思います。
さて、ここで、透析医療従事者さんに質問です。
あなたが、透析医療で最も大切だと思ってる事は何ですか?
これは、医療従事者さんの数だけ答えが返って来そうな気もしますが、多分、最も多い回答は、
「患者のQOL」で無い事は確かです。
表向きは、
「患者のQOL」と答えるが、心の中では、
「自分自身の働きやすさ」とか、
「給料」って思っている人が大勢いそうですな。
まあまあ(^◇^)
世の中そんなもんですので、患者さんは悲観しなくても良いです。
1割くらいは、本当に「患者のQOL」を1番に考えてくれる医療従事者さんがいますからね(*'▽')
酷い場合だと、
「患者は敵」と思っている人もいるくらいですから(^◇^)
まあ、患者側にも嫌いな医療従事者さんを作りたがる人はいますが・・・
で、さっきの増え幅が多い人に時間延長をする場合の思考なんですが、
「患者は敵」と思ってるような人が多い病院では、「除水はするが毒素は引かない」という発想が生まれ、
「患者のQOLが最も大切」と考える群では、研究を重ね、また海外のエビデンスなども参考にしながら、「長時間透析」や「在宅血液透析」や「オーバーナイト透析」を生み出してきた訳です。
いや~、後者の皆様、本当に有難うございましたm(__)m
おかげで、僕も元気に仕事に励めております(*'▽')
透析って、死ぬまでずっとやらなきゃならないでしょ。
透析から離脱するには、腎移植をするか、死ぬかの2択しかない訳です。
つまり、
「人工透析」という足かせを付けられているかのような感覚になった事があります。
ずっと、足かせが付いてる。
「お~い、トシ、明日どっか行こうぜ!」
あ、ゴメ~ン。明日透析なんだ(>_<)
週3回×1回4時間の透析の日程は決まってて、自分のスケジュールを透析に合わせていくしか方法が無いと、僕は思っていました。
明日は透析だから今日これをやっておこう。
みたいな事は多々ありましたよね。
ある時、僕は気付くんです。
透析を僕より長くやってる方々なのに、この「透析という足かせ」が外れている人がいる!
なんだ?
この人たちは・・・!!!
そうか!
透析という心の足かせは、自分自身で外そうと思えば外せるのか!
なんだよ!
鍵かかって無いじゃん!
いつのまにか、当たり前になってた「透析という心の足かせ」は自分自身で言い訳ばっかりして、外さなかっただけなんだ!
僕は外しちゃおう!
いや、外すぞ!
そう思って2017年を迎えました。
2017年に初めて長時間透析研究会に拝聴しに行き魅了された僕は、2017年12月から1回4時間の透析を6時間にしてもらいました。
この時、実はこの長時間透析研究会で今の妻に出会っておりましたな(*'▽')
前章では「奇跡は行動する者に舞い降りる」というのを書きましたが、「足かせ」が外れると知って行動し始めた年に奇跡の種がたくさん手に入っていたのです(^◇^)
今の妻との婚約⇒結婚の過程で、「在宅血液透析」をやって、「透析という心の足かせ」を完全に外してしまおう! と思いました。
僕は透析に支配されないぞ。
僕が透析を支配するんだ!
僕は結婚もするし、フルタイム勤務もする。
人生の全てを透析を中心に生きるのは嫌だ!
僕の生きたいように生き、透析を僕のスケジュールに合わせて操ってやる!
そう思って、現在の僕が出来上がりました。
尾崎豊か!
透析を円滑にやるために、節制するってどうなの?
自分自身の栄養を考えた食事をし、その摂取栄養に合わせた透析をやってみよう!
この発想が僕に元気をもたらしたのです。
そういう発想は、先ほどの「患者のQOL」を最優先に考え行動してくれる医療従事者さんたちとの多くの出会いをもたらせてくれました。
おかげで今日の僕がある。
かつて暗闇をさまよっていた僕は、足かせを取っ払った事により、光に包まれるようになりました。
僕は自由だ!
何でも出来る(^◇^)
スポンサーリンク
「いや~、トシさん、4.5キロ増えはダメです。今日は5時間やって何とか引き切りましょう。」みたいな感じですかね。
時間延長してもらってる患者さんに異変が!
こういった、透析は随分昔からあったみたいなんですよね。
で、この増えすぎる患者さんへの罰の様な時間延長なんですが、透析病院の中では
〇異常なまでに増え過ぎてくる人(増え幅がいつの間にか5キロを超えて来る人)
〇基本的に増えて来る人(2.5~4.5キロ程度の人)
〇ある程度しっかり節制出来る人(ほとんど2.5キロ以下で来れる人)
の3パターンくらいはありますか。
僕は10キロ増えの人を見た事があります。(10キロも増えて呼吸困難にならない訳がないので、増え過ぎているうちに、DWが5キロくらいは上がり、実際の増えは5キロ前後くらいでは無いかと推測できます。)
僕は真ん中のタイプです。
1番上の増え過ぎな人と、真ん中の増えて来る人は、罰則で時間延長される事が多い訳ですな。(何度も言いますが、病院側は罰則としてやってる訳では無く、患者側が罰則かのように受け止めている場合が多いです。)
で、しょっちゅう時間延長してもらってる患者さんが、(特に真ん中のタイプの人)なぜか元気なんですわ。
一方で、しっかり節制出来てる人の中で、ある程度体格がありながら特に増えない人が、なぜか透析10年ぐらいで合併症で苦しみ、体調が著しく悪くなる(場合がある)。
こういった現象に出くわす事があったんですな。
ん~(-_-;)
で、ある日、ある透析病院の医師や看護師さんや技士さんは話し合う訳です。
「これっておかしいですよね。頑張って節制しろという指導をしてるのに、頑張り過ぎた患者さんは体調が悪くなり、言う事を聞かず、増えて来る患者さんが元気って。」
この時に透析病院によって、2パターンの思考が生まれました。
1. 4時間から延長する患者さんに対しては、ある方法を使って、透析はせずに除水だけするようにしよう。(4時間以降は体内の過剰水分は引くが、毒素は引かない)
2. もしかしたら、時間延長によって透析患者が元気になるかもしれないので、しっかりデータを取って有効なら、5時間の透析を希望者にはやってみよう。
というか、1.はありえねえwww
増えの多い患者さんに元気になられると頑張ってる患者さんに示しが付かないので、元気にさせないようにしよう! って言ってるようなもんだわな(-_-;)
医療従事者のやる事では無いな(>_<)
まあ、そんな病院は無いだろ! という人もいるかも知れませんが、「透析患者の逆襲」を書いてた頃に、この話題で盛り上がった事がありました。
で、当時、実際に存在してました。
今でもそういった事をやってるかは知りません。
増えが多い人が元気になるのは、頑張って節制してる患者さんから見たら、ズルい気がしますもんね(^◇^)

透析医療で最も大切にしてる事は何ですか?
何?
— トシヒーロー (@toshihiro104162) July 20, 2022
カリウム6
リン7 とな😑
その程度だったら、透析時間を4時間から5時間に延ばしてもらえば即解決だわ~😃
節制を厳しくして免疫力の無い体を作り上げるより、そのくらい食べて透析量を増やした方が健康的だよ😃
まあ、何が言いたいかというと、上のツイートのような事です。
やや増え気味とも言える、2.5~4,5キロ増えの人は、リンが5~6辺りになる事が多いです。
もちろん、そのくらいでも問題はありませんが、油断をするとスグ7以上になります。(4時間透析の場合)
だけどまあ、普通はそういう時に、看護師さんや栄養士さんに
「何を食べたんですか!?」って言われてしまいます。
僕はバニラアイスを食べてリンが10になった事があります(>_<)
これは、近代透析には当てはまって無い気がします。
「リン7は多いので、今日から数回は5時間透析をしましょう!」が、正解だと僕は思うんですよね。
4時間透析だとスグにリンが7を超えてしまうような患者さんの場合、その飲食はそのままに、透析時間を1時間延長してあげたら、一気にリンの問題は解決すると思います。
さて、ここで、透析医療従事者さんに質問です。
あなたが、透析医療で最も大切だと思ってる事は何ですか?
これは、医療従事者さんの数だけ答えが返って来そうな気もしますが、多分、最も多い回答は、
「患者のQOL」で無い事は確かです。
表向きは、
「患者のQOL」と答えるが、心の中では、
「自分自身の働きやすさ」とか、
「給料」って思っている人が大勢いそうですな。
まあまあ(^◇^)
世の中そんなもんですので、患者さんは悲観しなくても良いです。
1割くらいは、本当に「患者のQOL」を1番に考えてくれる医療従事者さんがいますからね(*'▽')
酷い場合だと、
「患者は敵」と思っている人もいるくらいですから(^◇^)
まあ、患者側にも嫌いな医療従事者さんを作りたがる人はいますが・・・
で、さっきの増え幅が多い人に時間延長をする場合の思考なんですが、
「患者は敵」と思ってるような人が多い病院では、「除水はするが毒素は引かない」という発想が生まれ、
「患者のQOLが最も大切」と考える群では、研究を重ね、また海外のエビデンスなども参考にしながら、「長時間透析」や「在宅血液透析」や「オーバーナイト透析」を生み出してきた訳です。
いや~、後者の皆様、本当に有難うございましたm(__)m
おかげで、僕も元気に仕事に励めております(*'▽')
心の足かせ
透析って、死ぬまでずっとやらなきゃならないでしょ。
透析から離脱するには、腎移植をするか、死ぬかの2択しかない訳です。
つまり、
「人工透析」という足かせを付けられているかのような感覚になった事があります。
ずっと、足かせが付いてる。
「お~い、トシ、明日どっか行こうぜ!」
あ、ゴメ~ン。明日透析なんだ(>_<)
週3回×1回4時間の透析の日程は決まってて、自分のスケジュールを透析に合わせていくしか方法が無いと、僕は思っていました。
明日は透析だから今日これをやっておこう。
みたいな事は多々ありましたよね。
ある時、僕は気付くんです。
透析を僕より長くやってる方々なのに、この「透析という足かせ」が外れている人がいる!
なんだ?
この人たちは・・・!!!
そうか!
透析という心の足かせは、自分自身で外そうと思えば外せるのか!
なんだよ!
鍵かかって無いじゃん!
いつのまにか、当たり前になってた「透析という心の足かせ」は自分自身で言い訳ばっかりして、外さなかっただけなんだ!
僕は外しちゃおう!
いや、外すぞ!
そう思って2017年を迎えました。
2017年に初めて長時間透析研究会に拝聴しに行き魅了された僕は、2017年12月から1回4時間の透析を6時間にしてもらいました。
この時、実はこの長時間透析研究会で今の妻に出会っておりましたな(*'▽')
前章では「奇跡は行動する者に舞い降りる」というのを書きましたが、「足かせ」が外れると知って行動し始めた年に奇跡の種がたくさん手に入っていたのです(^◇^)
今の妻との婚約⇒結婚の過程で、「在宅血液透析」をやって、「透析という心の足かせ」を完全に外してしまおう! と思いました。
僕は透析に支配されないぞ。
僕が透析を支配するんだ!
僕は結婚もするし、フルタイム勤務もする。
人生の全てを透析を中心に生きるのは嫌だ!
僕の生きたいように生き、透析を僕のスケジュールに合わせて操ってやる!
そう思って、現在の僕が出来上がりました。
尾崎豊か!
透析を円滑にやるために、節制するってどうなの?
自分自身の栄養を考えた食事をし、その摂取栄養に合わせた透析をやってみよう!
この発想が僕に元気をもたらしたのです。
そういう発想は、先ほどの「患者のQOL」を最優先に考え行動してくれる医療従事者さんたちとの多くの出会いをもたらせてくれました。
おかげで今日の僕がある。
かつて暗闇をさまよっていた僕は、足かせを取っ払った事により、光に包まれるようになりました。
僕は自由だ!
何でも出来る(^◇^)
スポンサーリンク
コメント
コメント一覧 (4)
こんばんは。
はい。頑張ります(^◇^)
こんにちは。
こちらこそご無沙汰しております。
いや~、そういう罰則があるんですかw
もう、そういった罰則を作っている病院はかなりなくなったと思っていたんですが、まだまだですね~。
僕的には、ここにも書いてるように、出来ない人はどんどん透析量を増やしていくパターンが医療としては正解で、罰則というのは軍隊や学校じゃないんだから、単純にパワーハラスメントに該当すると思ってますので、コンプライアンス的にいまだにそういう事をやってる病院は不利益を受けるだろうと思っております。
社会に出てみて、ここ数年だけでもコンプライアンスはかなり厳しくなっております。訴訟などでも、時代に即したコンプライアンスを理解してないとほぼ負けてしまいますんで、大変かと思います。
逆に、僕ら働く透析者たちも、社会の中でこのコンプライアンスに守られているので、有難い存在でもあるんですけどね~(*'▽')