ゲームのシムシティで街を作りますと(街を作って発展させるというゲームです)、必ず作らなければならない施設があります。

街の治安を守るために「警察署」。
火災などを小規模で収めるのに必要な「消防署」。
街の運営をしてくために必要な「市庁舎」。
病気や怪我に対応できる「病院」。



「強い信念」と「強靭な精神力」が試される「覚悟」が必要な職業


他にも「学校」や「老人ホーム」、「自衛隊」などなど、言ってみれば、そこで働く人は国家や自治体が給料を出してる(100%ではないにしろ)ような職業がありますよね。

こういった方々は民間の人達のために働いているという勇士とも言えます。

ともすれば、
「国から金もらってる分際で」などと揶揄されたりする場合もありますね。

ん~(-_-;)

というか、こういうのは職業であって職業にあらず、仕事であって仕事にあらずな稼業だと思います。

いわゆる「生き方」の問題ですな。

人のために良かれと思って、自身を顧みず心配りをし、時には命を落とすことさえ厭わないという、素晴らしい職業だと思います。

例えば、自衛官や警察官、消防士などの職業は事件や災害などで、人命救助のために命を落とす場合も考えられますし(そういう事態に躊躇なく真っ先に行動する)、また医師や看護師といった職業でも、エボラ出血熱のような致死率の高い伝染力の強いウイルスが蔓延したとしても、本能的に患者の面倒を診ようとします。

つまり、自分の命も顧みないような「覚悟」を持ってやるべき仕事ですから、「仕事」というよりは「生き方」とか「生き様」という言い方のほうが正しいような気がするのです。

先のような揶揄をされる場合、その覚悟を民間が感じないから起きてしまうのだと思います。

いやいや、スゴイですよ。

常々、日本は災害の多い国ですが、災害のたびに警官や自衛官、消防士の命を捨てての大活躍が報道されていますよね。

もうね、何か起きると、昼食中であっても飛び出していくような仕事です。

通常の民間の仕事では、
「いや、今、昼飯中だから後でね~。(*'▽')」と呑気に言える仕事も多々ある訳ですが、医師や看護師なら急患、消防士なら火事が起きたりすると、昼飯中とかは関係なく素早く行動します。

僕自身も32歳の時にネフローゼ症候群と高血圧で入院してまして、その時に勉強しなおして医大へ行き医師になろうか考えたこともありました。

しかし、根本的にこのような覚悟もなく出来る仕事ではないことを32歳の僕は理解出来ましたので、やらなかったという訳です。(やって医大に合格するとも思えませんけどね(-_-;))

覚悟が足りない人間が、こういった職業を選ぶとどうなるのか? と言えば、
教師なのに生徒にワイセツ行為を行ったり、警察官なのに犯罪に手を染めたり、政治家・官僚なのに汚職したり、医療従事者なのに点滴に毒物を混入したり、介護士なのに老人を虐待したりします。

職業というよりも「生き方」や「生き様」と言っても過言ではないということは、ここからも分かると思います。

つまり、誰彼でもができる仕事ではないということです。

何ものにも負けない「強い信念」と「強靭な精神力」が問われる仕事であって、それらを持ち合わせていない人が手を出すと、内部でとても悲しい事件が起きたりする訳です。

SSS73



悪質な嫌がらせ


「覚悟」が足りずに、そういった職業を選んでしまい、おちゃらけた行動をとってしまえば、民間から厳しい批判を受けるのは当然だと思います。

国会議員などの職業は特にそうだと思います。

いやなら、民間で仕事すれば良いだけですし、単に金儲けしたいだけなら民間のほうが稼げる場合もあります。

医師や弁護士、各省庁の官僚になるほどの頭脳明晰であるならば、民間で年収手取り1億円くらいは簡単でしょう。

それらを捨てて、そういった職業につく訳ですから、それ相応の「覚悟」を持って挑んでると思ってる人も多いので、その「覚悟」を感じなければ批判は起きてしまうでしょう。

ある病院では、患者に嫌がらせ行為を行う看護師さんがいる訳ですが、これがまた悪質極まりなく、1人の患者だけに集中砲火する訳です。

しかも、他の患者さんには気付かれないように。

しかし、周りの人の患者さんも医療従事者さんも一部の人は気付きます。(目端の利く人達ですな)

大体は、自分に被害がなければまあいいか・・・的対処となるのでしょうが、嫌がらせを受け続ける患者さんがその病院の院長に直接抗議した訳です。(この時、少々暴言があったようです)

そうしたら、そこの院長は
「訴訟する!」とか言い出しましてね。

(^◇^)
元を正せば、そこで悪質な嫌がらせ行為があったから、その暴言に繋がったというだけですので、その根本である「嫌がらせ行為」を断絶すれば一件落着なのですが、その院長はどうやらその看護師をかばったようです。

それだけではありません。

その病院に通う一部の患者さんや、その院長と親しく付き合ってる数名の医療従事者さんも、その院長の肩をもったのです。

いやいや、そもそもその嫌がらせ攻撃に問題があっただけですので、それを注意し、上記のような医療従事者は覚悟を持ってやるべしという講釈をして、自分の病院の医療従事者を正しい方向に導く事こそ、その院長の仕事だと思うのですけどね。

肩をもった人も、その院長も間接的に「痛がらせ行為」に加わったと断定せざるを得ません。

「透析患者の逆襲」を書いてた頃に、よく似た問題に3回出くわしたことがあります。

そのうち2人は患者家族さんであり、1人は患者さん自身です。

1つを除いて他の2つは解決済みです(残りの1つは本人が話してなんとかとりなしたそうです)。

今回の一件は、後日談がありまして、
その院長が「訴訟」というキーワードを持ち出してきた訳ですが、それを聞いた僕は、その患者さんに
「大人しくしておくように」と指示を出しました。

院長に直談判したので、その内容が嫌がらせしている看護師にも当然伝わっているはず。
訴訟するとなっても、ちょっと暴言があったくらいでは、弁護士に鼻で笑われてしまう程度の内容ですからね。

今後は嫌がらせが酷くなって、患者さんを怒らせて転院させようとか、訴訟のネタ作りをしてくるのではないか? という懸念を覚えました。

ですので、大人しくしておくように患者さんには指示した訳ですね。
相手のつまらぬ口車に乗って、相手の思うつぼにハマらぬようにと。

そうするとどうでしょう(^◇^)

僕の予測通り、処方薬は間違えるわ、備品は間違えるわなどの嫌がらせの猛攻が始まった訳です。

案の定や(^◇^)
肩をもった人達はこの事実は知らないのでしょうな。
こんな見え透いたことをする連中ですからヤカラも同然な人物なのに、肩をもったのですから、そういった人達もヤカラ同然ですね(*'▽')

さすがにしばらく嫌がらせ行為は続きましたが、最近はその看護師も手のひらを返したようにちゃんとやるようにはなったようです。

まあ、あまり露骨に嫌がらせしてますと、今度はこちらに訴訟のチャンスができますからね(*'▽')
(しませんけどね。)

いわゆる、「覚悟」を持たない医療従事者などは、こういう体たらくなことをやったりします。



「信念」や「精神力」は伝播する


しかし、こういう「覚悟」のない人物はある意味、ごく一部に過ぎません。

大部分は使命感に燃え、朝ネクタイを締めるところから気合十分で挑んでる先生などもよく見かけます。

そうした先生は、患者さんから物凄い人望を得ることができてますね。(何人も知ってます)

医師だけではなく、看護師さんや臨床工学技士さんでも、素晴らしいなと思う人はよく見かけます。

僕がこのたび、フルタイムの仕事をしたくなったのも、そういった医療従事者さんを見ていてウズウズしてきたというのもあります。

「信念」や「精神力」というのは、伝播することもあり、より良い世の中への影響度を増します。

一方で、そういう「覚悟」をもって、仕事ではなく「生き方」や「生き様」になってない人もたくさんいます。

例えば、こういった職業の人でも人間ですから、さすがに人の好き嫌いはあると思います。

しかし、嫌いな人が倒れててもほっとけるでしょうか?

恐らく心の中でどう思おうと、しっかり対処して命を救うでしょう。

それこそが「覚悟」であり、その「覚悟」ができてる人物であれば、つまらぬ嫌がらせや、介護の世界などでよく報道される虐待などをやる訳がありませんね。

僕は常々思うのですが、なぜ「覚悟」もないのに、そういった職業を選ぶのかが不思議です。

民間の仕事をすればいいだけなのに・・・。

手業や知識は、勉強したり修練したりで身に付きますが、肝心の人間性という部分を見過ごしてることが多い気がします。

21世紀は心の時代です。

社会全体、人全体がかなり厳しい目を向けています。

その中で、自分自身が生きていくためにする「仕事」というのは、人生の大半を過ごすことになりますよね。

自分自身に合った仕事を選ぶ必要があり、自分自身を見つめなおす必要もあると思います。

まあ、派手に活躍することだけが「生き方・生き様」ではありませんけどね。
自身の資質に疑問を感じるのであれば、真面目にコツコツやるという手もありますから。



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