透析仲間の1人は、住んでる地域に夜間透析をやってくれる病院が1病院しかなく(それも少し遠い)、仕事では地元の中堅企業でかなり重い役職で働いているため、透析が不十分になってしまってました。

何しろ、その病院が22時30分までに透析を終わるために、夜19時くらいにならないと透析に行けなかった仲間は、4時間の透析すらできずに3時間少々の透析となってました。



意欲的な患者さんに厳しい透析医療もまだまだある


奥さんも子供もいるその透析仲間は、透析数年でみるみる体調が悪くなってしまい、仕事にも影響を及ぼし、また家族にも負担がかかるなど、本人にとって良くない状況でしたね。

僕のブログなど、いくつかのブログを読み、「在宅透析」というのがある事を知り、メッセージを頂いて知り合いました。

僕は仲間の在宅化をプッシュしました。

仕事が忙しいのは、彼の能力が高いからで、そういった家族を持ちながら仕事を頑張る人が良い透析を受けられないというのは、とても残念な話です。

そもそも、こういった患者さんが透析で不利益を受けてしまうと、誰もが透析になったら生活保護を受けるようになってしまうじゃないか!
という問題を内包してますよね。

生活保護を受けても、僕は別段構わないと思いますよ(透析はそうそうたやすいものでもないと思いますので)。

でも、意欲的に頑張る透析患者さんが、4時間の透析すら受けられないというのは、世の中間違ってると思った訳です。

地域性の問題もありますが、在宅支援してくれる病院は、県内に少なすぎるという問題もありますね。

その透析仲間も、かなり遠い病院で管理してもらう事になりました。

結局ね、交渉しましたが、地元病院では(やった事が無いという理由で)在宅支援はしてくれなかったのですな(-_-;)

2病院あって、どちらもやってくれないってどういう事?

そういう理不尽がありましたね。

仲間はちゃんと制限もできてるし、バリバリ仕事をして家族を養ってる訳でしてね。
後は、透析環境だけという事でした。

結局、遠くの在宅支援病院がやりましょうと言ってくれまして、無事在宅透析化に成功し、週4回以上の1回3~4時間の透析をやってますね。

確かに、医療で働くのは大変だと思いますし、ブラック企業並みに働かされるケースもあるとは思います。

透析医療ではたくさんの難しい問題もありますので、夜間透析があるだけでも有難い話だとは思います。

しかし、高齢の患者さんとは違い、若くして透析導入になり、バリバリ働ける人が透析の波に飲み込まれて意欲を失うような状態では、透析医療の発展そのものにも影響してしまいますよ。

意欲的な患者さんを支援しようという動きは、世の中に十分あるものの、地域によってはうまくいかない場合も多々あります。

まだまだですな(-_-;)

SSS58



透析医療に参入するからには責任を持って欲しい


僕が、透析導入した病院のスーパー看護師だったOさんは、僕の透析導入に際し、
「社会復帰できるところまで、一緒に頑張って行きましょう。」と言ってくれました。

当時僕も38歳でしたからね(*'▽')

結果として10年もヘタレてしまい申し訳なかったなと思います。

あの頃は意欲を失ってましたからなぁ。

しかし、その透析仲間は、奥さんも小さな子供もいる訳でして、僕みたいにヘタレる訳にもいかなかったですから。

ガッツリ仕事をしながら夜間透析を受けてる仲間は、僕の周りにたくさんいますが、みなさん何とか良い透析環境を手に入れてます。

遠くの病院に通って、かなり時間という貴重な財産を費やしてる人も多くいます。

お~い(-_-;)

地元の病院は何やってんだか(-_-;)

リスクを背負いたくないというのは分からないでもないですが、意欲的な患者が遠くへドンドン追いやられているという地方ならではの問題もありますよね。

透析医療の在り方はずっと問われていて、その中でそういった意欲的患者さんに温かい支援をしようという医療従事者さんも多くいますし、そういった医療者を見て育った新たな医療者が次々に出て来てます。

勉強熱心で、とても有難い存在です。



忙しく働く透析者の時間の都合がつかない


とはいえ、患者が
「こうして欲しい」などの要望をあまりに言うと、
「患者は黙って従ってろ。」というような露骨な態度で接してくる医療者さんもいます。

ん~(-_-;)
残念。

単なる年寄りの理不尽な我がままと、意欲的患者の我がままは違うと思うんですが、そこが伝わりませんな。

意欲的患者さんは、社会の中で頑張って税金も納めてますし、仕事や家庭を両立してますからね。
残念ながら時間がない。

多少の無理を聞いてもらわないとやっていけない場合もあるんですよね。

地元病院で、その無理を聞いてもらえない事が多く、結局遠くの病院へ通う事になってしまうと、更に時間の損失があって、生活への影響が著しいですから。

在宅支援くらいやってくれよ。
と言いたくなりますな。

仕事しながらの夜の在宅トレーニングをしてくれた病院もあるというのに。

結局、透析を受けてると、医療者に遠慮して、働くのを制限するしかないのかな。
そんな悲しい世の中にはなって欲しくないです。



夫婦で並んで在宅透析は必ず実現したい


まあ、実は僕も結婚後にフルタイムの仕事復帰をしようと思ってます。

透析を受けるから早めに帰してもらうパターンではなく、残業も厭わないというやり方で働きたいと思ってるんですな。

そうすると、夜間透析では無理がありますので、在宅支援を受けようと思います。

直面してる問題は様々で、意外と移住する県での在宅支援が厳しい状態にあります。

夫婦でフルタイムの仕事も出来んのか(-_-;)

透析を受けるんだから、夫婦のどちらかは家にいろとでも?

やる気を削害されるされる(^◇^)

まあ、想定内の事なので、全然やる気を失ったりしませんけどね。

僕もブログで愚痴を書き続けたおかげで、全国で苦労されてる仲間の話を多く聞き、かなり良い勉強になりました。

残念ながら地方だけではなく都市圏でもダメなところは全然ですね。

その中で良い医師に出会った訳ですが、今の病院のゴッドハンドプリンセスとは違い(院長ですからね)今度お世話になる先生は雇われ医師であるという難しい問題が(-_-;)

先生はOKでも病院がOKしてくれなくて、色んな事が頓挫してしまいますね。

これも残念(-_-;)

まだまだ交渉してみて、無理なようならやってくれる管理病院を探すしかありません。

あ~(^◇^)
また、遠くの病院へ行く事になるかもね~(*'▽')

僕にしても、夫婦でフルタイムの仕事を精一杯やり、夜に2人並んで在宅透析というのを諦めるつもりはまったくありません。

これが支援できない透析医療では、先が見えてしまいますからね。
必ず実現させてくれる管理病院が現れると思っております。



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