多少ではあるのですが、全国の透析医の先生の講演などを聞き、またそういった場の雑談などで仕入れた情報などをこのブログに書くと、面白い現象が時々起こりますな(*'▽')

透析医の先生たちの視点や考え方、また、臨床結果などに違いがある(正確には考えの違いから選ぶ項目が違っている)のを感じます。



透析界の意見の割れ方が面白い


僕にしても、余りに理解が難しい「透析液」などの話はブログ内ではかなり避けてきました。

昨年の長時間透析研究会でディベートがあったのですが、「無酢酸で酢酸の代わりにクエン酸が含有している透析液」なのか、「酢酸が少量なりとも入ってる透析液」なのかという話題でのものでした。

(^◇^)
いやいや、こんなの僕には分りませんからね。

実際、多少の顔見知りの先生たちの透析病院では、大半が酢酸が入ってるほうなのですな。

しかし、一部の先生の中には無酢酸の透析液を使ってる病院もあります。

この辺りもちょっと聞きかじったくらいで僕なんかが発言してしまうと問題が大きそうなので、一切酢酸ウンヌンには触れてきませんでした。

今後も触れる気はありませんけどね。

要はメリットとデメリットの問題です。

例えば、もう皆さんもご存知の通り、「透析量を増やす=毒素は多く抜ける=同時に多くの栄養を引いてしまう」というメリット・デメリットがありますよね。

何かをやると、必ずと言って良いほどメリット・デメリットがある訳です。

透析時間を短くすれば、患者には透析で損失する時間が少なくなるというメリットがありますが、同時に死亡率や合併症進行具合は上がってしまう問題もあります。

要はメリットを生かし、デメリットをいかに防ぐかというのがポイントとしてあるようです。

デメリットを防げなければ、ハイリスク・ハイリターンの透析となってしまう訳です。

透析液の酢酸ウンヌンの話もこのメリット・デメリットが裏にあるようです。

ま、メーカーさんも絡んでますので、このブログでは透析液の言及を避けますが、何か意見でもある方はコメントなどで書き込んでいただいても構いません。

ただ、面白い事に、ある先生個人の意見をブログで書くと、
「それは違います。」という医療関係者さんからのコメントが来たりします。

で、その関係者さんの意見を書くと、また別の関係者の方から
「それは違います。」というコメントが来てしまったケースがありました(*'▽')

いやいや、どっちなんじゃい(-_-;)

みたいな(^◇^)

しかし、このような具合に意見が割れる事も必ず医療の進歩には繋がって行きますし、やがては確かな臨床データが出てくるでしょうからね。

そういう事自体は良い事かも知れませんね。

SSS59



患者の視点をもっと重視したい


透析病院で透析を受けてますと、実に暇なために、周りがよく見えてしまうという問題がありますね。

これも面白い現象で、医療従事者さんは一生懸命働いているのですが、患者はそうじゃない場合が多いので、働いてる側からすれば色々面白くない事も多い訳です。

しかし、患者も眼力が成長してしまい、そういった医療従事者さんのちょっとした言動にも気付きやすくなってしまう場合がありますね。

そういう状況はアラが見えやすい事もあって、働く側は大変なのではないかと危惧してしまいます。


病院によって診療結果に違いが出る


医療上、透析に関わらずよくある事ですが、何がしかの病気で救急搬送されたりした場合、後になって、
「あっちの病院に行ってたら助かったかも知れない。」という事があります。

まあ、これは、そのほとんどが「医師の優秀性」と「医療機器の充実」が関わってると思います。

こういうのは透析医療でも起きてますね。

先の透析医の先生の考え方にも千差万別があり、ある程度ガイドラインはあるものの、細かな所で透析病院によって違いがあるため、患者の予後に大きな影響を与えています。

当然の事なのですが、多くの透析患者さんたちは、どこの透析病院で透析を受けても大差ないと思ってたりします。

僕個人の意見で言えば、
*優秀な透析医の先生のいる病院=患者に病院によって予後の差がある事を訴えてる
*優秀とは言えない透析医の先生のいる病院=どこの病院で透析しても変わらないという事を訴える

という感じを受けます。

僕は看護科のある高校を出てますので、同級生に透析の看護師さんがいるのですが、当時その看護師さんのご身内の方が人工透析になった時に、自分が勤めてる病院とは違う透析病院に行かせたという話もありますよ(*'▽')

(^◇^)
中で働いてる人は実情を知ってますからね。


透析仲間の1人は目が腫れて家の近くの眼科に行きました。
3週間で5回行って治療しても治らないので、遠くの大学病院の眼科に行ったら1回で治りましたっていうケースもありました(*'▽')

まあ、こんな事は普通に起きますね。
(言っちゃ悪いですが、その家の近くの眼科というのは、以前からあまり評判が良くなかったです)


病院の評判を意識


結局、何が言いたいかと言えば、その病院が優秀かどうかは患者が1番知ってますね。

前に、タクシーに乗った時にタクシーの運ちゃんと話してて、スゴイ内容の医療経験の話をされていました。

それ、どこの病院ですか?

「〇〇病院ですよ。」

ああ(-_-;)

というのもありましたな(*'▽')


信頼できる主治医を持つ時代


一方で、日々研鑽し、医療に情熱を傾ける医師や医療従事者さんもかなり多い訳です。

この間の透析医学会の学術集会などは参加者が多過ぎては入れないなどの事も起きてたらしいですね。(僕は行きませんでしたが)

そういう情熱的な医療者に診てもらえば良い訳です。

外食する時は「美味しいお店」を探すのに、病院に行くときは前評判を気にしないという患者側に問題がある訳ですな。

何らかの事情で遠くて通えないなどの事情はあるでしょうが、僕の住む田舎でも地元にたくさん病院はあります。

少しでも良いところで診療してもらえば良いのに、なぜにそっちの病院へ(-_-;)
という事もたくさんありましたね。

患者側がもっと賢くならないと、逆に医療衰退を招くような気もします。

病院なんてどこも同じとは思わないからこそ、大した病気でもないのにいきなり大病院に行く患者さんが増えてしまい、大きな病院ばかりが混んでますね。

しかし、そういった病院でも主治医がコロコロ変わったせいでおかしな事になってしまう場合もよくありますよ。

信頼できる主治医を獲得できるか否かは、人生にとってかなり重要かも知れませんね。




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