一般社団法人 香川県腎臓病協議会 第7回通常総会に行って来ました。

前回は、病院内患者会のイチメンバーとして参加したのですが、今回は理事になってしまい前に座る事になりました。



総会内容はどういう感じ?


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総会では、根本的にまず「黙とう」から入りますね。
これはどの総会に行っても、透析関連ではそういう風習です。

亡くなられた諸先輩や仲間の死を悼むのがまずあって、香川県ではその後、風雪賞(長期透析者表彰・透析20年以上から5年ごと)の表彰に入ります。

今回は、透析45年1名、透析35年4名、透析30年6名、透析25年10名、透析20年16名となりました。

透析45年表彰の患者さんは、僕が通う病院の患者さんで、かつての香川県腎臓友の会時代の会長でもあります。
元気に会場に来ていただけましたので、まだまだ頑張ってもらいたいですね(*'▽')

表彰者さんは表彰状と記念品が贈られます。

これが終わると、会長の挨拶と来賓の挨拶(地元選出の国会議員さんや県会議員さんなど)があり、その後、総会の主たる部分、活動報告、会計報告、監査報告(一般社団法人である特別な状況の場合)、新年度の役員候補者報告、新年度の活動方針と内容、新年度の事業計画、新年度の収支予算、新年度のスローガンなどの報告・発表があり、それぞれ意見を求めて賛否を問います。

こういうのは大体シャンシャンで決まる感じですね。

多少の質問がある程度で流れて行きます。

これによって、僕も新年度からの理事承認という形になり、新役員発表と、今回は新会長などの役員改選もありました。

総会が終わりますと、昼ご飯タイムとなり、お弁当とお茶が配られみんなで食べますね。

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午後からは勉強会となり、今回は、香川県下最大の透析病床を誇る「キナシ大林病院」内科部長・植村信久先生による「腎臓病のリハビリテーション」という講演が行われました。

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講演内容は主に、透析運動療法でしたね。

運動内容と、それによる予後の変化などのお話でした。

実際に成果が出てるようですので、なかなかの内容でした。



「理事」になったけど何ができるの?


その後、今回は臨時理事会が行われました。

新会長の元、今後の議題について話がありました。

今回から僕も「理事」という役職になったのですが、一般社団法人の「理事」だとどうなるの? みたいな疑問はあると思います。

まあ、普通に発言権と投票権(1票)を持ちますね。

例えば、一般社団法人なので、ある一定以上の金額がかかるものを法人として購入する場合は理事会の承認が必要です。

その場合の発言権や議決権(あくまで1票)の権利がある訳ですな。

組織図的に言えば、

各施設の会員及び患者会

総会(最高議決機関)→監事

理事会(総会に次ぐ議決機関)

幹事会

会長

副会長・常任理事

理事

幹事

という感じですね。

なので、結構重いポジションでもありますね。

ただ、思った以上に香川はよくやれてる感じを受けます。

非常にみなさん熱心ですし、改善点は多々ありそうですが、役員さんたちの積極性が高いので(めっちゃ発言される方が何人もいる)さほど困惑する事もありませんでした。

任期は2年。

引き受けた以上はしっかりやりたいと思います。



この力を正しく使うには


さて、患者会のあり方なんですが、根本的に
*透析医療負担額の現状維持努力
*医療費助成における恩恵の社会的貢献での恩返し
*透析医療受診による患者さんのメンタルケア

などが中心になると思うんですよね。

よく、病院への要望なども盛り込む事もあるようですが、まあ、それも大事な要素のように思いがちですけどね、実際そこをやろうとすると病院との軋轢なども生まれてしまい、患者会と病院の対立なども引き起こしてしまいますね。

そういった圧力機関のような役割は持たない方が賢明な気がしますね。

香川県でも、病院と患者会が仲良くやれてる病院と、解離してしまっている病院があります。

あくまで僕の意見ではありますが、病院の経営や方針にあまり深く入っていかないほうが良いような気がします。

患者のニーズが上がれば必然的に医療も変貌して行けると思いますので、まず患者側がそれなりに変わっていく方が先かな、という風に思います。

少なくとも、全腎協と県、病院内患者会それぞれの役割は違うと思います。

この中で、本当に考えていかないといけない問題がたくさんある気がします。

これだけマンパワーが落ちてますと、県腎協の役割は重いですな。

僕も言うだけじゃなくて中から変えて行かないといけないと思って引き受けましたので、現状を見ながら意見を出し続けて行ければなと思います。


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